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Google「Pixel」は、なぜメジャーになれないのか?〜シェア5%未満の理由を考える〜

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「Pixel」はなぜメジャーになれないのか?

 スマホ購入の際、まず考えるのは
「iPhoneにするか? Androidにするか?」
という点でしょう。

 皆さんは何を根拠にしてこの選択を行っていますか?
 最近の私は、シンプルに、
「AppleデバイスだからiPhone」
ということです。

 全てのデバイスがiCloudで紐付けられ、それぞれのデータのやり取りが非常にスムーズ。
 かつ、最近ではiOS、iPadOS、WatchOS、MacOSという、OS間の親和性も格段に向上し、「スマホだから…」「Macだから…」というデバイス間の壁が非常に低くなっています。

 また、各OSの操作性のシンプルさ・心地よさ、毎年目に見える形でアップデートし、かつかなり以前のデバイスへの対応も保障してくれるという快適性や安心感…。

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 本ブログで以前から行っていることですが、世界的に見ても異様なほどにiPhone占有率が高い日本において、Macのシェアが特段高くないということが不思議でなりません。
 まあ、Windows機のコスパのよさや汎用性の高さという明確な理由でWindows機を選択しているのであればいいのですが、iPhoneとMacの親和性の高さを知らずに、
「とりあえずスマホはiPhone」
という選択をしているのであれば、せっかくの快適さを味わえないことに繋がります。単純に「もったいない…」と感じるのは私だけでしょうか?

 さて、「Android機を選択する」と決めたとすると、次は「機種選択」となるわけですが、最近は「OPPO」の躍進ぶりが顕著なようで、Galaxyもうかうかしていられない状況のようです。
 しかし、AndroidOSの親玉とも言えるGoogleの「Pixelシリーズ」は、なかなかメジャーになり切れないというもどかしい立ち位置が続いているようです。

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シェア5%未満の理由とは…

 記事によると、

Googleは2016年に、独自設計のPixelスマートフォンを発売した。機能や価格では決して競合他社にひけを取らないにも関わらず、Pixelスマホの売上はSamsung、Apple、Xiaomiなどに大きく水をあけられている

ということです。

 具体的には、

調査会社Statistaの最新調査によると、Pixelスマホの市場シェアは最も多いカナダでもわずか4.2%、スペインに至っては0.9%と、多くても5%にも満たないことが判明した

ということ…。

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 Appleは、OSもデバイスも独自開発することにより、自分たちの作りたいスマホとしてiPhoneを提案し、世界中で受け入れられています。
 本来であれば、AndroidOSを開発しているGoogleが売り出すスマホは、もっと認知されてもいいはず…。
 なぜそうならないのか、私なりに考えて見ました。

①AndroidOSはGoogleのものであってGoogle端末のものではない

 iOSはiPhoneだけのもの。しかし、AndroidOSはオープンに活用されているという意味で、Googleだけのものではなくなってしまっています。
 つまり、
「Googleの端末だけに特定の機能をもたせる」
というやり方をとりづらい…という一面があることは明らかでしょう。
 OSを開発しているのに、それに特化した運用ができない…という意味で、「売り」をつくれないでいるのではないでしょうか?

②スペックが中途半端、コンセプトがブレブレ

 新型Pixel6では、初めてGoogleが独自開発したSoCチップ「Google Tensor」が搭載されるということで期待されています。
 しかし、この「Google Tensor」、Snapdragon888よりもスペックが低いというのです。新型のSnapdragon895がすでに発表されている中で、これは非常に弱い!

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 また、新型の「Pixel6」はハイスペック機として登場するようですが、「Pixel5」はミドルクラス機としての登場でした。「Pixel」としてのコンセプトがブレブレなのです。

 iPhone はSEを除いて基本はフラッグシップ。OPPOは廉価機〜中堅機をメインターゲットとして展開し、その基盤を確立しています。
 Googleが迷っている間に、ライバルは明確なコンセプトを基に顧客を掴んでしまっているのです。

③人気薄であるが故に「値崩れ」する

 製品としてはまずまずの出来なのに、「②」が原因で人気薄。
 そうなると、当然「値崩れ」を起こします。Pixelには、モデル後半に必ずといっていいほど値引きを伴ったセールを展開するというイメージがあります。

 だとすれば、別に頑張って発売当初に購入する必要は無いわけで、値崩れするのを待って…という悪循環が発生してしまいます。
 また、当然リセールバリューも崩れますので、iPhoneのように「下取りに出して新機種を…」という購入の見通しを立てることも難しいでしょう。買い換えを考慮にいれず、使い倒す…ということであれば問題は無いでしょうが…。

 

「ブランドイメージ」が大事!

 やはりブランドイメージが重要なのだと思います。

 絶対的な性能と安心の機能。卓越したブランド力のApple。

 先進性と卓越した技術力。時代の先端を行くSamsung。

 抜群のコスパ。低価格で勝負するOPPO。

 そのどれもが、ユーザーの心を刺激します。
 しかし、Googleにはそれがない…。どれだけ地に足を付けて「Pixel」というブランドについて考えられるか…にかかっているような気がします。

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