「AirPods3」の意味
AirPods3 がiPhone13sと同時に発表され、今月末にも発売されるのでは…といわれています。
「3」では筐体のデザインが大幅に変更となり、AirPods Proのようにステムが短く、ハウジングが大きいものとなりそうですね。
「うどん」と揶揄され続けたステム部分が短くなることで見栄えが良くなるだけではなく、装着時にイヤホンに触れてずれてしまう…とうことも減りそうですので、いいことなのではないでしょうか?
また、ハウジングが大きくなることで、耳内での収まりも良くなるでしょうし、ハウジング内部の設計に余裕が出たり、空間広くとれることでの音質改善にも繋がったりすることも考えられるでしょう。
しかし、世の中には、
「今更、ノイキャンが付いていないイヤホンを出す必要があるの?」
と疑問視するユーザーもいることでしょう。
しかし私は、
「なんだったら、Proの新型よりも、AirPods3の方を心待ちにしているのですが…」
とお伝えしたい!
本ブログでは、これまでも「AirPods2」の意義について書いてきましたが、先日GORIさんも同様の記事を書いておられました。
「賛成!」ということで、AirPods3の発表前に、その存在意義について書いてみたいと思います。
何より自然 動画視聴には最適!
まずもって、無印AirPodsの新型が話題になった際、「ノイキャン無し」「イヤチップない」という従来どおりの仕様だということを聞いて非常に安心した…ということを書かせていただきました。
この、「Proとは異なる従来型の路線」ということが何より重要です。
元来、これまでの有線自体を含め、AirPodsの音質はすっきりサウンドを継承してきました。
はっきり言って、「高音質」といえるものではありません。
音の厚さ、重みのようなものは非常に弱いですし、低音が出ない分、高音側に偏った音になっています。細かな音は聞き取れないところもありますし…。
しかし、ダメな音か…と問われると、答えは「NO」です。
ボーカル帯が非常に聴き取りやすいですし、なにより音に不自然な加工がされておらず、インナーイヤー型ということもあって聴き疲れが本当にありません。
もちろん音量次第ではありますが、通称の音量であればいつまでも付けていられる…という感じです。
これに対して「AirPods Pro」はカナル型。
しかもノイキャンが異様に聴くタイプですので、イヤピースを耳内でぴったりと密着させる必要があり、その圧迫感はかなりのものです。
当然耳への負担は大きくなりますね。
また、音質ははっきり言って非常に悪いです。
こもっており、音に瑞々しさがありません。聴き疲れがない…というよさはあるかもしれませんが、ノイキャンの効いた環境であのこもった音は、特に音楽鑑賞用としてはいかがなものか…と感じてしまいます。
ということで、私は以下のようにAirPods2とAirPods Proを使い分けています。
☆AirPods Pro→屋外での使用。屋内でテレビ等の音が気になる場合。
☆AirPods 2→屋内での使用で周囲の音が気にならない場合。
つまり、支障が無ければ、積極的に「無印」を選択する…ということです。
あくまでも「Pro」はノイキャン目的。
当然、「ノイキャン」が必要とされるシチュエーションは思いの他多く、大変重宝しています。何しろ、私の耳でこれ程強力なノイキャンを発揮してくれるイヤホンはAirPods Proしかありませんので(どうも私の耳の形は特殊なようで、他のイヤホンではなかなかノイキャンが有効に働いてくれないのです)。
しかし、屋内でiPadでYouTubeや見逃し配信のドラマ等を観る時間はそれ以上に長いですし、何しろAirPods2の自然で聴きやすい音は、特に動画の「台詞」を聴き取るのに最適なのです。
不思議なのですが、どんな高級イヤホンで聴くよりも、動画視聴に関してはAirPods2が優れていると考えています。
これからも「2本立て」での継続販売を希望!
というわけで、「無印」にノイキャンやイヤピースが付いてもらっては困るのです!
Appleがどのような考えで、「無印」と「Pro」を併売しているのかは分かりません。
もしかすると、「廉価版」という位置付けで、本来は「Pro」へと誘導したいのかもしれません。
しかし、是非ともAppleには、
「そもそも"無印"と"Pro"とでは、ターゲットが異なるのだ」
ということを理解していただき、今後も「2本立て」の販売を続けていただきたい!
「AirPods3」、当然購入の予定です!