KDDIの新プランは「povo2.0」
「9/13に、KDDIが新プランを発表する」
という噂が先週流れました。
個人的には、iPhone13シリーズの登場を前にしたauの新5Gプランかな…と考えていたのですが、出てきたのは、思いもよらなかった「povo」の新料金体系の発表でした。
その名も「povo2.0」。
「基本料金」という概念がなく、全てユーザーが「トッピング」でプランを構成する…という何ともユニークな料金体制。
しかし、注目はなんといっても「料金の安さ」です!
60GBプラン以上で、月々「2,164円」!
まずもって、これまでのpovo(povo1.0)と全く違うのは、通信量を自らが決めることができるということ。
当然通信量が少ないほど料金は安いのですが、大容量ほど割安になっていく…というスタイル。そして注目が、1ヶ月あたりの料金です。
下のように、なんと60GBプラン以上を選択すると、1ヶ月あたりの料金が「約2,164円」ぽっきり!
また、大容量プランでは、これまでの「1ヶ月ごとの料金」という考え方自体が消滅し、与えられた容量を「90日」「180日」で使用する…ということになります。
つまりは、容量を多く使いたい月とそうでない月の工面をいちいち考えなくてもいいですし、これまでの「データ量繰り越し」という考え方もしなくていいことになります。
それにしても、月割りで「2,164円」は破格です。
もちろんこれに通話定額のトッピングをプラスすると、「2,714円」となり、ahamoの「2,970円」との差は小さくなります。
しかし…。
私のように、「通話」に関しては楽天MobileのRakutenLinkアプリを使用することで、「通話無料」を実現しているユーザーにとっては、本当に「2,164円ポッキリ」で、20GB(150GBプランであれば25GB)までの通信、電話、テザリングと、ほぼ全ての機能を利用できることになります。
これまでの「2,728円」のワンプランでも、楽天Mobileを使用することで最安値でしたが、povo2.0に移行することで、更に「564円」安くなります!
何ですか、この夢のような展開…。
1年前には想像がつかなかった事態です。
何の迷いもなく、移行決定です!
皆さんも、「1GBまでは0円」という楽天MobileとのデュアルSIM体制で利用してみませんか?
SIM再発行はいただけない…
しかし…。
ひとつだけ、非常に気になる点が…。
それは、
「従来のpovoを利用しているユーザーが2.0に乗り換える場合、SIMの再発行が必要になる」
ということです。
まあ、手続きが必要だ…ということはいいとして、なんで同一SIMでOKにしてくれないのでしょうか?
auは、iPhone12登場時にも、「5G契約のためSIM再発行」という愚行を犯しています。
それも当初はショップに出向き、有料で…だったはず。
その後、電話でOK、無料で…という軌道修正がされたと記憶していますが、何の学習もしていないようです。
めんどくさいっす!
オンライン上の操作による変更が可能のように思うのは、私だけでしょうか?
加えて、povo1.0から2.0への移行の仕方について、HP上に具体的な記述見られないことも不親切だと感じました。間違いなく、1.0のユーザーの多くが2.0に移行すると考えられますので、この点について第一に知らせるべきだったのではないでしょうか?
今回は珍しく、他のキャリアに先駈けて魅力的なプランを発表したKDDI。
実際のプラン開始に向けて、何とかスマートにことを運んでもらいたいものです。