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iPhone13シリーズのベンチマークを整理しよう!〜A15Bionicは、やっぱり「意外にできる子」だったらしい…〜

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A15Bionicは、やっぱり「意外にできる子」

 間もなくiPhone13 Proと対面できます。
 グラファイトを選択した筆者ですが、照明下での実際の見栄えに関する以下のような記事を見ながらにやついているところです。 

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 さて、噂の段階から「超マイナーアップデート機」と揶揄されていたiPhone13シリーズ。 
 蓋を開けてみたら、スクリーン下Touch IDどころか常時表示ディスプレイも搭載無し…。カメラ部の性能は著しかったようですが、それ以外の部分での見た目上の変化は非常に乏しいものとなりました。

 しかし、Proにおけるハイリフレッシュレートディスプレイや、省電力化やバッテリー容量増に由来するバッテリーもちの向上により、実際の使い勝手は大きく向上するのでは…と考えているところです。

 そして…。
 iPhoneと言えばAチップ。
 今年のA15Bionicは、14同様「5nmプロセスルール」で製作されていることで、
「さほど大きな性能向上はない」
「いや、意外にできる子らしい…」
などと、様々な情報が出回っておりました。

 iPhone13シリーズ登場前に、ベンチマークの考察がまとまったようです!

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マルチ、グラフィック性能が大きく伸びる!

 この記事では、iPhone13シリーズ、iPad Miniのベンチマーク結果をまとめています。

 まずは、各モデルのSoC構成。

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 そして、ベンチマーク結果。
 それぞれ、iPhone12シリーズ、iPad Mini(第5世代)との比較となっています。

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 iPad Mini(第5世代)に搭載されていたのがA12Bionicということで、伸びが異様なことになっておりますが、iPhoneのデータを見ることで、一世代間の成長が見えてきます。

 シングルに関しては、約10%ほどの伸びと、「まあ、こんなもんかな…」というところ。
 しかし、マルチに関しては20%以上の伸びを見せており、
「結構やるな!」
と、モチベーションも上がってきます。

 そしてグラフィック性能。
 「Pro」においては6割近くの向上と、とても同一のプロセスルールで製造されたチップとは思えないほどの性能アップを果たしているのが分かります。

 同じ「A15Bionic」を搭載しているにもかかわらず、13/13Miniと、Proとの間でこれ程大きなグラフィック性能の差が出ているのは、「Aチップ内のGPUコア数が違う」ことが原因のようです。

 iPhone 13シリーズはいずれもA15 Bionicチップを内蔵していますが、iPhone 13とiPhone 13 miniのGPUは4コア。iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro MaxのGPUは5コアとなっているのだとか…。

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 これまでのiPhoneシリーズでは、ことチップ性能に関しては無印とProとの差が無い状態が続いてきました。
 しかし、グレードも価格も明らかに異なるのですから、私は上位版の性能が高くて当然…と考えます。

 

Appleの「チップビニング」戦略?

 この「コア数」の違いについては、以下のようなおもしろい記事も見かけました。

 チップビニングとは、製造されたチップをテストして、様々な機能別に選別すること…のようです。
 分かりやすく言えば、
本来A15Bionicとして目指していたのは「GPUコア数5」であったが、製造過程でGPUコアの1つに欠陥のあるチップが一定数生まれ、それを廃棄することなく、無印/Mini用のチップとして活用する…
ということのようなのです。

 本来であれば「歩留まり」という部分ではじかれていたかもしれない「GPUコア数4」のA15Bionic。この記事の中では、「チップ不足を補うための策」である可能性も指摘していますが、個人的にはこのやり方に賛成です。

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 M1 Macにおいても、MacBook Airの際安価モデルのみ7コアGPUと差別化してラインナップされています。
 性能面で極端に落ちるわけでもなく、価格的には確実に安価に購入できる。
 目的がはっきりしたユーザーであれば、渡りに船であり、決してマイナスに捉えることではないでしょう。

 チップ不足云々は抜きにしても、このようなラインナップをデフォルトとして進めていくべきなのではないでしょうか?
 

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