効果がはっきりと分かるiPhone13 Proのハイリフレッシュレートディスプレイ
iPhone13 Proを導入しましたが、Face ID解除に伴う初期の大きなトラブルや、MagSafeデュアル充電パッド充電時の不具合等、例年にも増してマイナス面が目立ったスタートとなってしまったことは非常に残念です。
本来であれば、これらのことは「通常に動作・利用できて当然」である事柄ですので、iPhone13 Pro本来の評価には含まれるべくも無いはず。
はっきり言ってAppleの失策だと考えます。
気を取り直し、ここからは、iPhone13 Proの優れたポイントを掘り下げていきたいと思います。
今回は、Proモデルに搭載された「ハイリフレッシュレートディスプレイ（Pro Motion）」について。
これが、はっきりと効果の分かる優れものでした！
スクロールしても文字がくっきり！
従来からiPhone13 Proに搭載が噂されていたハイリフレッシュレートディスプレイですが、実際に搭載されたのは、想像の上を行く「可変式」のハイリフレッシュレートディスプレイでした。
これは、ゲーム等の動きの激しい描写時や、画面をスクロールする際には、その動きに合わせて画面周波数が自動で上がり、画面が静止している状態では周波数を下げる…というように、iPhone側が自動で画面周波数を調整してくれるという優れもの。
常時「120Hz表示」していては、当然バッテリーもちにも影響するわけで、「10〜120Hz」の間で調整することによって、iPhone13 Proのバッテリーもちのよさにも貢献していることは明らかでしょう。
さて、実際の効果ですが…。
iPadPro12.9インチでも経験しているハイリフレッシュレートディスプレイでしたので、正直、
「そんなに大きな差は感じられないのでは…」
と高をくくっていたのですが、その予想は見事に裏切られました。
ゲームは殆どしない私ですので、アプリやWeb上の文字の見え方が画面をスクロールした際にどの程度改善するのか…ということに注目しました。
結果…。
iPhone11 Proの「60Hz」ディスプレイでは、画面をスクロールした際に文字がにじんで移動していくのに対し、iPhone13 Proの「ハイリフレッシュレートディスプレイ」では（このとき何Hzになっているかは分からないが）文字の滲み無く、下に進んでいくことがはっきりと分かりました。
これまでは、スクロール中は文字を読み取ることは難しかったわけですが、iPhone13 Proでは、スクロール中の文字も認識できます。
これ、iPadPro12.9インチで感じるよりもはっきりと認識できたことが不思議でした。iPadPro12.9インチは画面が大きいため、表示面積が広く、注意力が散漫になるのかな…とも思います。
対して、iPhone13 Proでは、表示が限定され、しかも細長く表示されるため、下方向へのスクロールが非常に見やすく感じられるのかもしれません。
大きな武器になる！
ここまではっきりと違いが分かるのであれば、大きな武器になると考えます。
無印ではなくProを選択する理由にもなり得ますし、13Proへの買い換えの動機にもなり得るかと…。
肌身離さず所持し、常に画面を見つめていくことになるスマホ。
だとすれば、ディスプレイの「見え方」は、最も重要視すべき事柄なのかもしれません。
「Appleが大好きなんだよ」さんの動画でも、Pro Motionディスプレイの様子を動画で紹介しています。
この動画内では、スクロールの様子をスローモーション撮影で示してくれておりますが、実機では、この動画以上に違いが分かる印象です。
