iPhone13のオートマクロ撮影の無効化が可能に
iPhone12 ProからiPhone13 Proへのアップデートにおける内容では、そのカメラ性能の評価が非常に高いですね。
カメラセンサーやレンズが大きくなったり、レンズ開放値が上がったことで、写りそのものが向上したり、暗所撮影時の描写性能があがったりと、その基本性能が上がったことは、まずもって歓迎すべき点ですね。
また、これまでiPhone11 Proを利用していたこともあり、個人的には「3倍ズーム」の威力の大きさを感じています(11Proは2倍ズーム)。
そして…。
iPhone史上初の「マクロモード」が搭載されたということも話題です。
実際撮影してみると、これまでには撮影できなかった世界を「簡単に」表現することができることを実感できます。
ただ、「広角モード」で撮影している際に、急に「超広角」のマクロモードに自動でり替わってしまう…という、悪癖がありました。この切り替わる様子が、何だか気持ち悪いというか…。ニュルン…という感じで画面が切り替わるので、違和感がかなり大きかったんですよね。
その声がApple届いたのか…。
iOS15.1のbeta版では、オートマクロの無効化が可能になるようです。
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撮影者の意思が尊重させるのは大きい
記事によると、
近接での撮影で自動で起動されてしまい、マニュアルでオフにする方法がないのが問題とされていたマクロモードにおいて、Appleはソフトウェアアップデートでの修正を約束していたが、デベロッパ向けに公開されたiOS15.1ベータ3で、オートマクロ撮影をオン/オフにできるトグルが追加されていることが判明した
ということです。
朗報ですね。
やはり、これまでのように、
「広角の画角で撮影したいのに勝手に超広角に切り替えられてしまう」
というのでは、撮影者の意思が無視されてしまうことになってしまいます。
画質に関してはAIにお任せにして調整してもらいたいところですが、画角・構図に関しては譲れない点でもあります。
また、自動で切り替わる際の「ニュルン」とした挙動が、やはりシンプルに「気持ち悪い」というユーザーも多かったのだと思います。
マクロモードで行きたいときには、撮影者の意思として「超広角モード」に設定してから臨む…。
これで、非常に真っ当なマクロ撮影ができそうな予感です。
「使えるマクロ」だと思います!
私は、スマホのマクロ撮影は、非常に使える機能だと考えています。
これが「一眼+マクロレンズ」という組み合わせとなると、相当な事前準備が必要。マクロレンズを常に持ち歩く…というのはなかなかに難しいかと…。私なんかは、余程の計画性がないと、マクロレンズは持ち出せません。
「EOS R5 + RF100mm F2.8L MACRO IS USM」での画像は確かに非常に美しいです。
しかし、「機動性」ということで言えば、かなり不利になるのは事実。
反面、「マクロで撮りたい」という状況は、割と突然に訪れることが多いような印象です。
そんなときに、iPhone13 Proでマクロが撮れる…という安心感は非常に大きいです。しかも、写りもまずまずですので。
また、一眼+マクロレンズの組み合わせは、技術的にもかなり高度だな…と「EOS R5 + RF100mm F2.8L MACRO IS USM」を使用してみて改めて感じました。ピント合わせとか、絞り値の選択とか…。
もちろん、そのことが理由でマクロレンズを使わない…ということではありませんが、スマホ中心で撮影している方々にとって敷居が非常に高いことは事実です。
それがiPhone13 Proではいとも簡単にできてしまう…。
もちろん画質そのものを比較するべき話ではありませんが、そもそもスマホを利用している段階で、期待しているのは「そこそこ」の画質でしょうから、iPhone13 Proのマクロ機能は非常に大きな武器になり得ますね。
早くiOS15.1の自然なマクロ撮影を楽しんでみたいものです。