Canon EOS R5/R6用のファームアップデートでAFが強化！
Canon「EOS R3」の発売を控え、盛り上がってるCanonミラーレス。
昨年は、「大本命」といわれた「R5」「R6」を投入し、ミラーレス業界におけるSONY追尾のための足固めができました
今後は、「R3」「R1」といったProモデルの投入の他、「RP後継」などのエントリー向けのフルサイズミラーレス機の登場が期待されます。
いかんせん、「ミラーレス一眼」というジャンルが、スマホのカメラ機能充実によって急速にニッチなものになってきている実情を受け、エントリー機がどれほど受け入れられるか…とう危惧はありますが…。
このように、来年に向けても期待が高まるCanonですが、R3登場を前に、R5/R6向けのファームアップデート予告が来ています。
これでAF性能に関してはR3と同等になる？
Canonのサポート、本当にありがたい！
記事によると、
キヤノンが、EOS R5 / R6に車･バイクの検出機能を追加し頭部検出性能を向上する新ファーム、EOS-1D X Mark III の頭部検出性能を向上する新ファームを予告している
ということです。
R5/R6に関して具体的に言えば、
〇ウインタースポーツでヘルメットやゴーグルなどを装着している人物に対する、頭部検出性能の向上。
〇［AF］タブの［検出する被写体］に［乗り物優先］を追加し、モータースポーツにおける車・バイクの検出に対応。ドライバーやライダーのヘルメットを検出する[スポット検出]も設定可能。
〇瞳検出時、顔の中に陰影があるとき、前髪が目にかかっているときなどにおける、検出性能の向上。
〇人物の胴体検出に対応。瞳や顔、頭部が隠れたり検出できなくなったときに、胴体を検出して粘り強くトラッキングを継続。
ということのようです。
被写体の自動検出に関しては、このファームアップデートでR3に追いつくということになりそうですね。
もちろん、R3では「視線入力」という必殺技がある訳ですが、基本的なAF性能において、後出しの形で最新機種と同等の性能をゲットできるのは、ユーザーとすれば非常にありがたいとしか言いようがありません。
これ、Canonというメーカーへの信頼にも繋がりますよね。
さて、マスク装着時の瞳AF？
さて、今回のAF機能のアップデートはもちろんありがたいのですが、個人的に最も改善してもらいたいのは、「マスク装着時の瞳AF」機能です。
普段R5使っている身として、人間の瞳に対する瞳AFは非常に高いレベルにあると感じているのですが、これがマスクを装着してする被写体には効かない…という大きな問題を抱えています。
しかも状況はコロナ禍。人にレンズを向けても、基本的にはマスクを装着しているわけです。仕方がありませんので、自分でフォーカスポイントを設定して…という従来の方法で撮影するのですが、やはりせっかくの機能を活かせないのは非常にもったいない！
今回のアプデ内容には、「マスク装着時」に関する記述は見当たらないのですが、前掲記事のコメント欄で、「ヨーロッパのプレスリリース記事」には、マスク装着時でも瞳AFが効くようになる…という記述があるとのこと。
探してみると、ありました！
以下のように明記されています。
The update also enhances the overall AF tracking of people, with improved eye and face detection even when the subject is wearing a mask, as well as adding body detection.
これ、本当にあるのと無いのとでは、今回のアップデートの意味合いが全く異なってきそうです。
マスクを意識させない瞳AFが可能になることを願うばかりです。
