スクリーン下Touch ID… 生き残ってるの?
iPhone13シリーズ登場前は、「スクリーン下Touch ID」の登場が噂されていました。
しかし、発表が近づくにつれてその可能性が薄くなることを伝える情報が多くなるなど、トーンダウンしてしまった記憶があります。
結局は念願のTouch ID復活はありませんでした。
時代はコロナ禍。
iPhoneでは、マスク装着時にFace ID解除を行うにはApple Watchが必須です。しかし、iOSのアップデード時に、この部分でのバグが発生し、結構な混乱となりました。
やはり…。
シンプルに、iPhoneにTouch IDが搭載されることが一番なのです。
Appleが主張する、Face IDの「セキュリティー面での優越」という考え方も分かりますが、それ以上に使い勝手のよさを求めているユーザーも多いはずです。
これまでも課題としてあげられてきたことではありますが、Appleには「ユーザー目線」をもっと重要視して戦略を練っていただきたい!
そんな中…。
AppleはTouch IDを諦めていない…という記事が来ています。実現の可能性は?
「どのような形での復活か…?」が問題
記事によると、
Gizchinaによると、アップルはTouch IDの研究開発を諦めずに続けていたとしており、来年発売が予想されるiPhone 14では、ディスプレイ上の指紋センサーが搭載され、Touch IDが使えるようになる可能性があるという噂が出てきた
ということです。
「諦めずに続けていた…」という書きぶりからも、当初は搭載するつもりで開発していたものの、何らかの理由で搭載が見送られた…というニュアンスが感じられます。
問題は「Appleの本気度」です。
例えば、先日記事にした「AirPowerの開発を諦めていない…」という程度の内容であれば、誰しもが「少なくても直近での発売はあり得ないな…」と感じるわけです。
しかし、今回の「スクリーン下Touch ID」に関しては、できればすぐにでも搭載してもらいたい最重要項目。
他のAndroidスマホには着々と搭載されている機能ですので、あまり時間が経過してしまっては「競争力」という点でも魅力薄なものになってしまいますし…。
上掲のGizchinaの元記事を読むと、ちょっと気になる点があります。
それは、スクリーン下Touch IDを搭載する機種として「iPhone14」と書かれていることです。また、「iPhone14」と「iPhone14 Pro」との違いをわざわざ明記している書き方も気になります。
つまり、
「無印」にはスクリーン下Touch IDが搭載されるが、「Pro」には搭載されない…
という意味ともとれるわけです。
実はこの考え方、以前にも出ていました。
いや〜、違うんですよ。
全ての機種に必要なんです。スクリーン下Touch ID!
もし無印にのみ搭載されたら…
もし本当に、「無印」にのみスクリーン下Touch IDが搭載されたらどうなるでしょう。
私は、人気が「無印」に集中する可能性がある…と考えます。
Touch IDが欲しいからSEから離れられない…というユーザーも存在する中、これまで「しょうが無くFace IDを使ってきた…」というユーザーは相当数存在するでしょう。
後は、Proと無印の機能の差ですが、恐らくiPhone14でも「カメラ」は差別化されることになるでしょう。また、13では「ProMotionディスプレイ」に関しても差別化されました。
そして、先日ご紹介したように、もしかすると無印に搭載されるチップが、A15が据え置かれる…という噂も出てきました。
う〜ん、例年以上に無印とProとの差が大きくなる可能性がありますかね…。個人的には、カメラはどうでもいいですが、「ProMotionディスプレイ」は大きいかな…。一旦慣れてしまうと「なし」には戻れなくなる可能性もありますね。
しかし、それ以上の可能性がスクリーン下Touch IDにはあるようにも思えます。
ただでさえ基本性能に関しては必要十分といえる時代になっていますので、後はユーザーが何を求めるのか…にかかってくるかと。
もしチップに差が生まれるようであれば、無印の価格設定も考え直されるでしょうから、コスパの面からも「スクリーン下Touch ID搭載の無印」が大ヒットする可能性は大きいのではないでしょうか?