macOS Montereyのユニバーサルコントロール機能が…
macOS Montereyの最大の売りは、「ユニバーサルコントロール」だと考えている方は多いでしょう。
macOS Montereyリリース時には間に合わなかったものの、「今秋」に使えるようになる…というAppleの言葉を信じて待っていたのですが…。
恐らく、大方の人は、
「もう冬ですが…」
と突っ込んでいたことでしょう。
そして…
誰もが感じていた「悪い予感」が的中してしまいました。
登場は「来春」になるようです。
目玉機能が出ないのはかなりヤバイ…
記事によると、
Appleは、6月に発表したmacOS Monterey及びiPadOS15の目玉機能「ユニバーサルコントロール」の提供開始時期を延期し、2022年春に提供を開始すると正式に発表した
ということです。
ちょっと何言ってるか分かりません…というところ。
はっきり言ってmacOS Montereyの「目玉中の目玉」機能だっただけに、かなりの驚きです。Appleに何があったのでしょうか?
「ユニバーサルコントロール機能」とは、「1組のキーボードとマウスまたはトラックパッドを使って、MacとiPadの間でシームレスに作業が可能になるもの」。
これまでも、Mac・iPad間の連携は驚くべき進化を遂げてきましたが、今回の機能は、Sidecarのように「iPadをMacのディスプレイのように動かす」というものではなく、あくまでもmacOSとiPadOSとを直接跨いで操作ができる…という部分に価値があります。
iPadのアプリでデータを作成し、それをMacで活用する(あるいはその逆)。それが1つのマウス操作で可能になることで、「OSが異なる」という意識を大幅に薄めてくれることでしょう。
だからそこ「目玉機能」であり、誰しもが待ち焦がれいた機能であったわけです。
その機能の登場が「秋」から「翌春」へ…。
話が半導体不足等の製造面でのトラブルだったら話は別ですが、ソフトウエア面での開発・調整の遅れでしょうから、事態は深刻だと考えます。
積み残しが発生しなければいいが…
また、もうひとつ心配な側面は、「ユニバーサルコントロール」に気をとられ、時期macOSやiPadOSに本来搭載するはずだった機能の開発に影響が出るのでは…という点です。
「ユニバーサルコントロール」事態が、非常に大きい新機能であるだけに、「次」への「積み残し」を生まなければいいな…と考えてしまいます。