iPhoneSE3はSE2よりお安くなる?
以前の記事でも書きましたが、2021年のAppleは「Macの年」だったと考えています。
Macというか「M1チップ」の年。
2020年末に発売されたM1搭載Macの驚異的な性能が認められ、iPadにまさかのM1投入。
24インチiMacも一新され、ついに真打ちの「M1 Pro/Max」搭載のMacBook Proが登場しました。
この勢いは2022年も続くはずで、iMac Pro、Mac Proという超高性能機が控えています。更なる高性能チップが出そろうことで、「M1シリーズ」が完成することになるでしょう。
噂はすでに「M2」「M3」にまで及んでおり、否が応でも期待してしまう展開になっています。
逆に、最近のiPhoneに関しては、以前のような「驚き」「期待」のようなものがとんと薄れてしまった印象が強いです。
もちろんAチップは確実に進化していますし、業界トップの性能を維持しています。また、カメラ性能も、Android機と比較したときの不満がだいぶ解消されてきました。
しかし、Android機が競って先進的な機能を導入してるのに際し、iPhoneは「石橋を叩いても渡らない…」というような安全策が目立ちます。もちろん、これだけ売れている機種ですので、なかなか冒険はできないのでしょうが、それにしてもときめきがない…。
iPhone13シリーズでも、期待されていた「スクリーン下Touch ID」「常時表示ディスプレイ」のような目立った進化は採用されませんでした。13シリーズがマイナーチェンジの世代…ということを差し引いても、基本性能以外の面での目新しさが欲しいところでした。
さて、2022年にiPhoneSE3の登場が噂されています。
一時は、「ホームボタンをなくし、ディスプレイのサイズアップ?」と報じられていましたが、最近では「これまで同様の筐体デザインになる」という説が有力ですね。
しかし…。
ここに来て非常に魅力的な情報が入ってきました。
iPhoneSE3はSE2よりお安くなる?
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これは起爆剤になりそう!
記事によると、
複数の中国メディアがiPhone SE(第3世代)の販売価格について、iPhone SE(第2世代)よりも安くなると報じた
ということです。
「安くなる」についての詳細としては、
「IT之家が269ドル〜399ドル、MyDriversが399ドル以下になる可能性」
という予想を出しているようです。
MyDriversの情報に関してはかなり具体的な数値も出ていて、中国でのiPhone SE(第3世代)の販売価格が3,000元(約53,800円)と、iPhone SE(第2世代)の販売価格である3,299元(約59,200円)と比べ約9%安くなると予想しているとのこと。
iPhone SE(第2世代)の64GBモデルは米国のApple Storeにおいて399ドル、日本では税込49,800円で販売されていますので、もしMyDriversの情報の「9%OFF」を信じるのであれば「45,300円」ほどで販売されることになります。
iPhoneSE3は、期待されていたディスプレイの拡大や電源スイッチTouch IDの投入はなく、従来どおりのホームボタンが残りそうですが、「A15Bionic搭載」「5G対応」という絶対的な強みがあります。
この値段で発売時点で最高のチップを搭載し、5G対応となれば、基本的な性能に関してはフラッグシップ機種と遜色が無いことになります。もちろんカメラ性能等での魅力度は下がりますが、コスパを考えると最強の機種となりそう。
これまで、
「iPhoneを利用したいが、価格がネックでAndroidスマホを使用している」
というユーザーには非常に大きなアピールとなりそうです。画面サイズと筐体デザインが気にならないのであれば、新たなユーザーを取り込む起爆剤となるかもしれません。
筐体デザイン変更は2023年?
期待されていた筐体のデザイン変更、ディスプレイのサイズアップはどうやら2023年になりそうですね。
これまで「iPhoneSE Plus」と噂されてきたディスプレイサイズアップ版は、もしかすると今後のSEのスタンダードモデルとになるのかもしれません。
さすがにベゼルレスモデルを出した後にホームボタン付きモデルを併売することはないと考えますので…。