Canon、SONY、Nikonの人物描写比較がおもしろい
現在、Canon EOS R5をメインに使用しております。RFレンズもだいぶ揃ってきました。
以前から本ブログで書いているとおり、フィルムカメラからデジタル一眼レフの黎明期にかけ、Nikonを使用していました。
D100→D70→D2Xときて、当時のNikonの黄色みがかった色合いに嫌気が差し、EOS 5Dに移行。EOS40D、5DMarkⅡと来たところで低感度における描写の限界を感じ、それ以降は買い換えに興味を失っておりました。
RFレンズを試したくてEOS RPを購入した頃には、SONYがCanonを超えるほどの勢いをもっていたとはつゆ知らず。以前はCanon一強ともいえるほどの強さを誇っていましたからね。コニカミノルタを買収したSONYには先見の明があったということでしょう。
さて、最近ではミラーレスで先頭を走ってきたSONYにCanonが迫りつつある…という情勢です。また、Z9に代表されるように、Nikonの実力も再評価されていますね。
そんな中、Canon、SONY、Nikonの人物描写を比較した動画を見つけました。
非常に興味深い内容になっています。
SONYの黄色はちょっと…
今回紹介するYouTube動画は、「ゆるフォト ポートレートカメラ教室」というチャンネル。
「SONY α7IV vs CANON EOS-R6 vs Nikon Z6II 」で、人物描写の比較をしているのです。
様々なシチュエーションで撮影したデータを比較しているのですが、たとえは以下のように3機種を直接比較してくれているので、非常に結果が分かりやすくなっています。
非常に気になるのはSONYの「黄色」です。
以前のNikonもこのような黄色みがかった色味で、非常にレタッチが難しい印象がありました。個人的には、人物描写にこの手の「黄色」は天敵だと思っていますので、SONY機には手を出しづらいと感じました。
Canonの「マゼンタ寄り」という傾向は相変わらず。癖も残るのですが、人物描写に関しては悪いことでは無いことが多いですね。
驚いたのはNikonです。
以前の「土気色の黄色」という印象は全くありませんね。ケースによってはCanonよりも好ましい…という場合もあるようです。
しかし、気になったのは、状況によって「暴れる」傾向があるということ。Canonは一貫して「Canonの色」を出してくれるのに対し、Nikonは急にマゼンタに寄ったりと、やや一貫性に欠けるようにも感じました。
レンズによる違いも知りたい
今回の動画では、それぞれの機種に何のレンズを使用しているかのデータが無かったようです。
EOS R5を使用していて感じるのが、
「やはりLレンズの描写は違う」
ということ。
Lレンズは色に深みがあり人工的な感じが無くなりますが、Lレンズ以外ではデジタル臭さが残る印象が非常に強いです。
今後、各社の高級レンズと普及レンズでの撮り比べ比較などの情報も提供していただければありがたい!