「Touch IDとFace ID」の行方は？
ビッグチェンジとなったiPhone12では、MagSafe充電の正式採用、筐体デザインのスクエア化、「mini」の追加、5G対応等、まあまあそれなりの変化がありました。
そして、次期iPhone14は次のビッグチェンジ機と見られています。
さて、その「目玉」は何でしょうか？
早々に、5.4インチの「mini」の廃版、無印・Proともに「6.1インチ」と「6.7インチ」の２サイズを用意するという予測がされており、恐らくこれは間違いがないでしょう。しかし、これはあくまでもディスプレイサイズの問題であって、機能的な進化ではありません。
本ブログでは、これまでも再三述べてきたように、「スクリーン下Touch ID」こそが目玉になるべきだ…と主張してきました。実際、Appleもその研究をしていることは特許の申請等を見ても明らかであり、iPhone13の発売直前まで採用の可能性が取り沙汰されていた機能でもあります。
しかし、iPhone14に向けてその機運がどうも高まりません。「機運の高まり」という視点で考えると、昨年の「来る！」という勢いにさえ辿り着いていない状況のように感じます。
これはいよいよまずいことになるかもしれません。
また、もうひとつの懸念は「Face ID」がらみです。
ノッチのパンチホール化に向けた動きの中で、最近Face IDの「スクリーン下埋め込み」が取り沙汰されることがあるのです。
いやいや、一気にTouch IDとFace IDがスクリーン下に埋め込まれることはさすがにないでしょう。ということは、どちらかが先に実装される？
そんな中、Face IDとパンチホールの関係に言及した記事が来ています。これが本当だったらTouch IDは無いだろうな…。
横長パンチホールには、インカメとFace IDの一部ユニットが…
記事によると、
Apple Watch Series 7のデザインに関する予想を的中させたShrimpApplePro氏（@VNchocoTaco）によれば、iPhone14シリーズには、Touch IDを搭載したモデルが用意されることはないようだ
ということです。
まあ、情報がこれだけだったら、単なる「Touch ID」に関する見方として片付けられるのですが、興味深いのは同時にFace ID関連にも言及している点です。
それによると、
横長のパンチホールを搭載し、フロントカメラとFace ID機構の一部が露出すると伝えている
とのこと…。
本ブログでは以前、
「これまでノッチの縮小にさえ苦心していたAppleが、一気にFace IDをスクリーン下に埋め込むことは不可能ではないか？」
という考え方の下、パンチホールは一つ穴の「ピンホール」ではなく横長になり、カメラユニット（インカメ、Face ID関連）はそのピンホール内に搭載されるのでは…と予想しました。
本来は、
「その上でスクリーン下Touch IDを搭載！」
と行ってもらいたいのですが、今回の情報が正しければ、Face IDの一部ユニットはスクリーン下に配置されるということになります。
上の画像の各ユニットのうち、どれがスクリーン下に移動できるのでしょうね？
「カメラ関連」はなかなか難しいでしょうから、赤外線カメラはパンチホールに残るのか？
だとすると各種「センサー」が移動する？
どの部位がスクリーン下に移動するにせよ、言えるのは、
「Face ID関連ユニットをスクリーン下に移動した上で、更にTouch IDも…というのは恐らく無理でしょう」
ということ…。
個人的には、いえ多くのユーザー的には、Face IDユニットよりもTouch IDを埋め込んで欲しいと願っているはずですが…。
我々の声をAppleが聞き届けてくれることはないのでしょうか？
