AirPods Pro2の音質は「Max」を超える?
AirPods Pro、毎日使っています。
音楽用として考えると、音は最悪。では、何に使っているかというと「ノイキャン専用」です。
乗り物に乗って移動する際、自宅で周囲の音を消したいとき…。
radikoやiPadでの動画視聴の際は、本当に重宝しています。
私の耳の形状のせいなのか、「ノイキャンが強力」と評判のイヤホンを使用しても、なかなかノイキャンを実感できないことが多いのですが、AirPods Proのノイキャンは完璧に効きます。もちろん、ヘッドホンを使えば寄り強力にノイキャン効果を得られる機種もありますが、イヤホンの機動性を加味したときには「一択」となり得る機種です。
しかし…。
がっつり聴きたい場合の有線「IE900」は別格として、気軽に聴きたい場合でも、音楽の場合はSONY「WF-1000XM4」へとその地位を譲ります。
そのくらい音楽を聴かせるためのイヤホンとしては音質が物足りないと感じるのです。
しかし…。
新型はものすごい音質を携えてやってくる可能性が浮上しました。
AirPods Pro2の音質は、AirPods Maxを超える?
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Appleの音質革命なるか?
記事によると、
Apple情報に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏によると、「AirPods Pro 2」はApple Lossless Audio Codec(ALAC)をサポートすることで、Appleのハイエンドオーバーイヤーヘッドホン以上の音楽体験を実現すると伝えた
ということです。
「AirPods Max」が発売された際は、その高価な価格帯も相まって、音質に注目が集まりました。
様々なレビューを総括して考えるに、
「これまでのAppleの音質からすると悪くはないものの、価格が下のゼンハイザーMOMENTUM Wireless3には適わない」
という程度だと私は捉えています。
しかし、以前「MOMENTUM Wireless3」のレビューをした際に書いたとおり、「MOMENTUM Wireless3」の音質はなかなかに素晴らしく、同価格帯の中では郡を抜いていると考えておりますので、もし新型AirPods ProがMaxの音質を超え、「MOMENTUM Wireless」や「WH-1000XM4」レベルの音を奏でられるようになるのであれば、大逆転の可能性もあります。
それどころか、これまでの、
「Appleのイヤホンは、音質では期待できない」
という固定概念を打ち砕く「Apple音質革命」を起こせる機種になるのでは…とさえ考えます。
「ALAC」頼りではどうにもならないのでは?
ただ、クオ氏の言い分として、
「Apple Musicのロスレス/ハイレゾ化に伴い、ALACに対応することによって、高音質化する」
と唱えている部分に不安も感じます。
というのは、必ずしもロスレス/ハイレゾに対応する「ALAC」コーデックに対応したからといって、イヤホンの音自体が良くなるとは限らないからです。
現在であれば、ハイレゾ対応を謳う非常に低価格な完全ワイヤレスイヤホンがいくらでも手に入ります。それらの音質はやはり「値段相応」です。
クオ氏が、
「ロスレス/ハイレゾ対応が、高音質化に直結するわけではない」
という認識をもっているかは非常に怪しいものがあるようにも感じますね。
「Maxがロスレス/ハイレゾ未対応だから、対応した新型AirPods Proの方が高音質化する」
という論調にも見えるからです。
根本的なイヤホンの性能を上げ、そこにハイレゾ要素が絡み合うことで真の音質革命が起きるのであれば、これはオーディオ界でもApple旋風が巻き起こることになるでしょう。
昨年デビューした「AirPods3」は、非常に好ましい形で高音質化を果たしました。音質傾向も大きく変わりましたし…。
この波に乗って…といけるかどうかにかかっていそうです。