iPhone14 Proは値上がりする!
現状のスマホ、PC市場においては、価格値上がり傾向が強い…と感じています。
世界的な半導体不足もあって、まずもってその「確保」に窮しているメーカーも多いわけで、各種部品の値上がりが生じるのも致し方なしか…とも思うのですが、それでも値上がりには抵抗があります。
TSMCとの蜜月が続くAppleですが、iPhoneに関して言えば、iPhone13用のA15BionicはTSMC側がAppleに関しては値上げ要求を行わなかった…ということが報じられました。
iPhone13の実際の価格設定は、それほど大きな影響を受けなかったわけですが、
「果たしてiPhone14シリーズは?」
ということは当然気になっておりました。
以前の情報では、「Pro」が100ドルほどの値上げ、「無印」は据え置きか…という記事をご紹介しました。
そして…。
この値上げの動きが正式に決定した…との記事が来ています。
やっぱりか…。
AppleがTSMCの要請を受け入れ?
記事によると、
中国メディアMyDriversが、TSMCの製造ラインの稼働率が高く余裕がないことから、AppleはiPhone14シリーズ用A16チップの値上げを受け入れたと報じた
ということです。
値上げの理由が、「TSMCの製造ラインの稼働率が高く余裕がない」というのはちょっと意外です。「半導体不足」が原因では無く、むしろ逆。あまりにTSMCへの発注が殺到していて…ということのようですね。
スマホ用のSoCチップの受注が人気なのはもちろんですが、最近ではIntelもGPUチップの生産をTSMCに発注した…という報道がありました。
高い技術力をもつTSMCに注目する企業がこれまで以上に増えてきたことや、今後ますますSoCチップの需要が増加することを見越した「移行組」の存在が、問題を複雑化させているような印象を受けます。
恐らく今後は、「チップ争奪戦」ということが話題の中心になってくるのでしょう。
やはりiPhone14 Proのみ値上げか?
今回のチップ値上げの原因が「供給量」と関係してくるということであれば、
〇iPhone14シリーズでは、Proのみ「A16Bionic」、無印はA15の据え置き
〇iPhone14 Proのみ値上げ
というこれまでの情報の真実味が増してくることになりますね。
恐らくは、Pro用の「A16Bionic」の供給量も問題になってくる可能性があります。
これまでも「Proの初期供給量不足」が話題となってきたiPhoneだけに、iPhone14 Proの納期待ちはすさまじいことになるかもしれません。
欲しいのであれば、「即予約」が吉ですね。
願わくば…。
各メーカーがこぞって「便乗値上げ」のような展開にならないことを期待するばかりです。