M2/M2 Maxの予測性能を試算！
3月のイベントで、２機種のデスクトップMacと１機種のMacBookが出るのでは…と予想されております。
物議を醸しているのが、MacBookの方。
これが「M2」搭載のMacBook Proなのではないか…ということが報じられているのです。
これまでの噂で有力だった「2022年中旬」よりもだいぶ早まることになりますし、何よりも「13インチPro」と「Air」とで搭載するチップが異なる…という、M1世代では無かった事態に陥ることになります。
また、これまでの予想を踏襲するのであれば、「２機種のデスクトップMac」とはM1 Pro／Max搭載のMac miniと思わせるのですが、そうなると、M1世代のチップが全て発表される前に第二世代のチップが早々と登場することに…。
上記の２点に関しては非常に大きな違和感を感じます。
本ブログの読者でいらっしゃる「アップルfun」さんは、
「登場するMac３機種全てにM2が載れば辻褄が合う」
という仰天の考察もなさっていました。ひとつの案として、非常に興味深いお考えです。
そんな中…。
ついに「M2チップ」の性能に関する具体的な数値予想が発表されました。
さて、どのような塩梅でしょうか？
M2はM1 Proには届かずか？
記事によると、
Macworldが、Geekbench 5テストにおけるM2とM2 MaxのCPUとGPUの予測性能を、M1およびM1 Maxと比較している
ということです。
どうやら、A14とA15との比較予想からMac用のApple Siliconの性能値を予測したようですね。
結果が以下のようになっています。
まずもってシングルに関しては、7％強ほどのアップとなっています。
この部分に関しては、M1登場時にはシングルの圧倒的な高性能ぶりを発揮したものの、その後のIntelチップのアップデートによってその優位性も失われているのが現状です。Alder Lakeはマルチ性能もすさまじく、もちろん消費電力等の面でApple Siliconとは真っ向勝負するチップではないのかもしれませんが、数値的には厳しくなっていたことも事実。
この部分は追いつくことができそうですね。
マルチに関しては、「M2」と「M2 Max」とで評価が分かれそうです。
M2に関しては、M1 Pro級の性能といわれていたものの、それには及ばないようです。M1 Proは「10,000弱」という数値が一般的なようですが、M2のマルチは「9,000弱」。
このあたり、世代は違うとは言え「上位機種」にあたるM1 Proのスコアを超えないように調整してきたのかも知れません。
となると、M1 Pro級のパフォーマンスを期待してM2を購入するという選択肢は無くなりそうですね。
「M2 Max」については、ようやく14,000を超える数値に入ってきました。
M1 Maxが出た際、スコア的には少々物足りない12,000台だったことは以外でもありましたが、一世代を経てようやく当初期待された数値に落ち着くことになりそうです。
グラフィック性能はそこそこ伸びているようです。
しかし、M1 Pro／Maxでさえオーバースペックと評されることが殆どだったことを考えると、果たして買い換えが必要なユーザーがどの程度いるのか…ということは議論の的になりそうです。
新規購入ねらいの製品…かな？
個人的には、
「M1世代のMacを購入したユーザーであれば、M2を購入しなくても全く問題が無い」
と考えます。
むしろ、「3nmプロセスルール」で製造される次世代チップの性能向上が、かなり大きいものになるのでは…と思うのですが。
まあ、マルチダイ構造となる「M1 Dual／Ultra」の全貌も未だ見えませんし、2022年はApple Siliconのロードマップがぐちゃぐちゃになりそうです。
今年は、自分に必要なMacを十分に精査して選ぶ必要がありそうですね。
