ディスプレイ下埋込み型Touch ID開発中止の噂
3/8頃と言われるAppleの春イベントが近づいており、どんな機種が登場するのかという期待感が止まりません。
さらに…。
今回のイベントの周辺で、各種OSのアップデートが来ると噂させています。
今回のアップデートはメジャーアップデート級の機能追加が予定されています。それが、iPhoneの「マスク装着時Face ID解除」とMac・iPad間の「ユニバーサルコントロール」。
普通だったら「新型端末に投入される新技術」と考えてもいいような機能がOSのアップデートで手に入るわけで、このあたりがApple端末のいいところです。
さて、iPhoneの「マスク装着時Face ID解除」に関しては、当然待ち望んでいる機能なのですが、
「これが搭載されたらディスプレイ下埋込み型Touch IDが必要なくなるのでは…」
という記事を以前にご紹介しました。
それは避けて欲しいな…と考えていたのですが、どうも悪い予感が的中してしまったようで…。
ディスプレイ下埋込み型Touch ID開発中止の報が入ってきました。
何でそこまでFace IDにこだわるのか…
記事によると、
iDrop Newsが、AppleはiPhone用ディスプレイ下埋め込み型Touch IDの開発を中止したと伝えた
ということです。
なんでも、
「Appleは2022年1月に、iPhone用ディスプレイ下埋め込み型Touch IDの開発に取り組んでいた部門を解散し、人材をFace ID開発チームに異動させた」
とのこと…。
絶句であります。
2022年1月ということは、もしかすると「iOS15.4」でマスク装着時Face ID解除の実装を決定したことにより、ディスプレイ下埋込み型Touch ID必要なし…という最終判断がされたということなのでしょうか?
本ブログでは、Face IDのセキュリティーの高さは分かるが、顔と端末を正対しなくてはならないという絶対的な制約があることで使い勝手の面ではTouch IDの方が優れている…という主張を繰り返しております。
端末を手に取ってTouch IDを作動させ、ディスプレイを見る時にはすでに画面が表示されている…。このような使い方はFace ID搭載機にはできません。結構なタイムラグが生じることが多いのが事実です。
また、私が使用しているiPadPro12.9インチでは、縦表示にした際に通常の角度でもっているとFace IDを認識しないことが非常に多いです。そんなときはiPadの傾きや位置を変えて再度認証することになります。
ストレスなのです。最近購入したiPad mini6では、このように気を遣うことはもちろん皆無です。
こと「使い勝手」という面ではTouch IDの方が優れていることが非常に多いため、個人的には「ディスプレイ下埋込み型Touch ID」と「Face ID」とのハイブリッド認証システムを推してきました。
しかし、今回の一方が事実だとすればそれは難しそうですね。
埋め込むのは「Face ID」
奇しくも以前、
「ディスプレイ下に埋め込むのはTouch IDではなくFace IDの方だ」
という記事を紹介しました。
ことiPhoneの生体認証システムに関しては、多くのユーザーの思惑とは異なる方向に進むことになるのかもしれません。