2022年、RF化への動きが強まる?
2021年末に「EOS R3」を投入して、いよいよフラッグシップ系にまでRF化の動きが及びだしてきたCanon。
R3で導入された視線入力は非常に興味深いシステムですね。
現在「EOS R5」を使用しておりますが、この「4,500万画素級」を維持しながらR3級の使い勝手を臨むとなると、恐らくは今年後半に投入されるであろう「EOS R1」しかない…ということになりそうです。
「縦グリ一体型」のデザインは非常に魅力的。
以前Nikonユーザーだった時代に「D2X」を使用していたことがありますが、やはり縦位置撮影でもポジションを変えずに撮影できる使い勝手は秀逸。
EOS 5D、5DMarkⅡ時台も縦グリを別途購入して装着しておりましたが、EOS R5に縦グリを付けると異様に縦長のスタイリングとなるため、現在はそのデザイン性から使用しておりません。あまりにもダサすぎる…。
「R1」、いいなあ…。
R5を下取りに出して、清水の舞台から飛び降りてみる…。そんなことを妄想しだしている自分がいます。
それはさておき…。
本格的にRFシステムに身を置くと、もはや一眼レフに未来は無いな…と感じます。
時代がミラーレスに完全に舵を切っていますし、Canonにしても軸足はほぼ100%でRF。R5でのファインダーの見え具合、タイムラグ等の未熟さは感じますが、まあ実用上問題無いレベルにまでは達しているように感じます。
何しろ、
「ピント精度、解像度の高さがEFシステムの比ではない」
ということが大きいですね。映し出される画像がこれ程までに美しいと、それだけで「逆戻りは考えられない」となってしまいます。
そんな中、今後ますますミラーレス化が進むのでは…という情報が来ています。
EFの単焦点レンズのラインナップが大幅減?
たった1ヶ月で12本減…
記事によると、
写真家の田中希美男氏が、キヤノンEFレンズのレンズラインナップの減少についてツィートしている
ということです。
キヤノン一眼レフカメラ用の交換レンズが、「急加速」で減少していますね。たった一ヶ月の間に、EFマウント・単焦点レンズのラインナップだけを比べてみると、21本からイッキに9本になっている。左が1月8日(赤丸は在庫僅少)、右が2月10日です。
— 田中希美男 (@thisistanaka) February 11, 2022
EOS一眼レフ愛用者のぼくとしては悲しい・・・・。 pic.twitter.com/kdgwar3HmL
なんと、1ヶ月の間に13本ものEF単焦点レンズがディスコンになっているわけです。
ズームレンズの状況がこちら。
単焦点に比べると、まだ影響は少ないようです。
しかし、プロ用途である高倍率単焦点系が軒並みディスコンになっていることを考えると、恐らくはその殆どがRFシステムに乗り換え済であろうプロ用のレンズをディスコンしだしたということは、その次は一般ユーザーをメインとするズームレンズもディスコンの対象となって行くだろう…ということは想像に難くありません。
今後は、ズームレンズでも徐々に「在庫僅少」「在庫限り」という状態が増えていくのではないでしょうか?
現状、最新のカメラボディ、RFレンズでさえその生産が全く間に合っていない状態となっていますので、恐らくCanonからすると、
「少しでも早くEFレンズは切りたい」
と考えているでしょう。
さすがにこれまでのEF資産や一眼レフユーザーのことを考えると、「いきなり」というわけにもいきませんが、恐らく一般的な想像より速い展開で完全RFシステム化が進むのでは…と考えます。
ますますニッチな存在へ…
恐らくは、「フルサイズ化」「レンズ高性能化」がトレンドとなり、これまで以上に「ミラーレス一眼」導入へのハードルは上がることになるでしょう。
スマホカメラの高性能化により、これまで廉価一眼レフを導入していた層が離れてしまう傾向が今後ますます強まるでしょうから、カメラメーカーの生き残り策とすれば、「より描写性を上げて…」「より高価なカメラ・レンズで…」と進まざるを得ないのではないでしょうか?
「一眼カメラ」という存在が、ますますニッチなものになりそうで怖いですね。
「そこそこ撮れるんだから、スマホで十分…」
という思考回路が充満してしまうのが怖い感じがします。