iMac24インチ電源アダプタの分解レポート公開
Appleと言えば、その内部パッケージングの巧さに定評がありますね。
iPhoneの内部画像を見ると、よくぞここまで美しく整然と部品を並べたものだ…と感心しますし、新型MacBook Proの中に「省電力性」と「高性能」とを高次元で同居させる知恵がつまっていると考えるだけでワクワクして来ます。
そんな中…。
iMac24インチの電源アダプタの分解レポートが公開されました。
またニッチなところを攻めたものですね…。
パッケージングの美しさにこだわるAppleの価値観
記事によると、
電源アダプタや各種ケーブルの分解で有名な中国の充电头网が、Appleの「iMac 24インチ」の143W電源アダプタの分解レポートを公開している
ということです。
上の画像のように、基盤を外して部品をバラバラに並べてみると、ごく普通の分解写真です。
しかし、それを組み立てた下位の画像を見ると、そのパッケージングの巧さに舌を巻くことになります。
私がこの画像を見て思い起こしたのは、自動車のガソリンエンジンルームの内部です。しかも高級車の…。
4気筒、6気筒、8気筒エンジンと、自動車のエンジンは気筒が増すごとにエンジンルームに占めるエンジン部品の密度は増し、パイプ等が整然と並ぶようになるイメージがあります。
この電源アダプタ画像を見ると、コンパクトな筐体の中に実に美しく全てのものが収まっている…という印象が強いです。
ケーブルが部品の隙間を縫うような形で梅稀て接着祭で固定されていたり、電源モジュール裏側が放熱用金属板で覆われていたりと、十分な手当てをしながらも、結局は美しくパッケージングしてしまうあたりに、Appleの強いこだわりを感じますね。
性能・機能メンテの妥協はせずに、美しくコンパクトにまとめられた部品。採用されている細かな部品も、素性の確かなものばかりと報告されており、
「電源アダプタ全体の水準はかなり高いとの評価となっている」
という文言には非常に重みを感じました。
シンプルで気品を感じる見た目のよさ…。
これまでも常にデザイン性を重視してきたAppleですが、その裏に性能を担保するための人知れぬ努力があることを忘れてはならないでしょう。
「Apple製品はお高いから…」
という評価も分かりますが、使用している部品・素材、パッケージングの妙、性能や使い勝手…ということを総合的に判断すれば、私にはどうしてもAppleが唯一無二のメーカーのようにも感じられます。
もちろん、使う側が何を重視するかによって評価はガラッと変わるのでしょうが、単なる性能だけで無いものをデバイスに求めるユーザーの多くはAppleデバイスが気になってしょうがない…ということになるのではないでしょうか?