EOS R5/R6の次期ファームウエアアップデートは3月末に来る!
昨年の12月、EOS R5/R6のファームウエアが「1.5.0」にアップデートされ、AFの追従面が向上しました。
個人的には「マスク装着時」の人物にも瞳AFが聴くようになったということで「神アップデート」と感じておりました。
しかし、一部ユーザーの中から、
「AFの追従精度が落ちているのでは…」
という声が上がっていたようです。
西田航さんがそのあたりを詳しく解説してくれております。
個人的には、冬期間に入り動きものの撮影を殆どしていなかったこともあり、問題を体感することはできなかったのですが、この度Canonが次期アップデートを3月に行うことを予告しました
AF性能の劣化を実質的に認めた形になりますね。
奥歯に物が挟まったような物言いが不満
今回のCanonの発表は、「ファームウエア Version 1.5.1」の発表に合わせて行われました。
今回発表された「ファームウエア Version 1.5.1」は、AF改善のためのものではありません。
また、前回すでに「1.5.0」にアップデートしているユーザーは「アップデート不要」とされる特殊なバージョンとなります。
この中で、
ファームウエアVersion 1.5.0において、一部、AF動作に関するご指摘を頂いております。弊社ではご指摘の内容を分析し、AF動作をより最適化する検討を進めております。3月末に次期ファームウエア公開予定です。なお、今回のファームウエアVersion 1.5.1では本内容は盛り込まれておりません。
と記載されております。
つまり、CanonとしてもAF劣化の報を受けており、それを認めた上で改善を図ろうとしている…ということになります。
しかし、「不具合があった」と明言はしておりません。このあたりがズルイ…と感じてしまいます。図らずも不具合あったのであれば、それを明確に認め、謝罪し、対処方法を正確に伝えるのがメーカーとしての責務であるはずです。
そのあたりの責任の所在を明確にせず、アップデートの予告だけを伝える…というのは、Canonのような大企業のやることでは無いような気がしてなりません。
「Version1.6.0」で完全体に?
いずれにせよ、来月末には新バージョン「1.6.0?」のファームウエアが登場することになりそうです。
これにより、正確無比なAFトラッキング性能とその活用場面の広がりを与えられた「完全体としてのR5」を利用できることになりそうです。
時期も春先。
丁度いい頃合いとも言えそうです。