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米国市場で「Mac伸張」「iPad縮小」〜Apple Siliconと半導体不足と…〜

米国市場で「Mac伸張」「iPad縮小」

 コロナ禍は、在宅勤務等の環境変化によるPC特需と、それとは真逆の半導体不足という二面性をもたらしました。

 特需に関しては「落ち着いてきた…」という見方がありますが、半導体不足の影響は未だ続いているようです。こちらに関しては間もなく落ち着く…という以前の予測もありましたが、どうなっていくのでしょうね。

 さて、この半導体不足の中、AppleはApple Silicon搭載のMacを投入しました。M1チップの超高性能ぶりで世界中を驚かせたのが2020年、そして昨年はハイパフォーマンス版のM1 Pro/Maxで勝負を仕掛けました。
 新型のMacBook Proは未だに手に入りづらい状況が続いています。
 一時期よりは改善したものの、未だに1ヶ月以上の待ちですので、「欲しいときに買う」という状況がなかなか訪れないのは残念です。 

 また、もう一面として、
「iPhoneの製造を優先させるためにiPadを犠牲にする」
という方針をとっているのもAppleです。
 無印iPadが1ヶ月待ち状態となっており、学生さんがこれからオーダーしても新学期に間に合うか心配な遅れ具合ですね。

 そんな中…。
 米国市場での動向は、これらのAppleの動向をそのまま映したようなものになっているようです。

 

 

2022年、Apple Siliconの浸透と半導体供給が課題

 記事によると、

調査会社のCanalysが2021年のアメリカにおけるPC/タブレットの出荷台数の統計を発表した

ということです。

 Macは…。
 Apple Siliconの投入が功を奏し、販売台数もシェアも前年よりも伸びました。

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 2021年の販売台数は「1,000万台」と、前年比「+12%」と絶好調。
 成長率がトップ5の中で最高であることが、その注目度合いを証明していますね。

 反面iPadは…。
 iPadは42.1%のシェアで首位を保ったものの、出荷台数は2020年の2,310万台に比べて17.3%減少しています。 

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 出荷台数の減りが半端ないですね。
 これ、人気が落ち込んだ…というものではなく、あくまでも「供給量が足りていない」ということ。欲しくても買えないユーザーが非常に多いことを表しています。
 「iPhone優先」という舵取りがこの状態を生んでいることは明らかですね。

f:id:es60:20220225185318j:plain 2022年…。
 iPadの方は、半導体不足が解消しさえすれば自ずと結果は付いてくるでしょう。私はあまり心配していません。

 興味のあるのはMacの方です。
 これまではApple Siliconへの興味で市場が反応していたでしょうが、全てのM1系Apple Siliconが出そろったときに、「Apple Silicon」全体としてどのように評価されその後の市場展開に反映されるのか…。

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 SoCの考え方が支持されて、より一層の人気を得ることができるのか。
 それとも「汎用性」「絶対的パワー」の面から現状維持、あるいは現在の勢いが失われていくのか。
 思ったよりお安くならなかった価格も争点になるかもしれません。

 個人的には、
「もう少しMacへの追い風が吹くかな…」
と予想していた2021年だっただけに、是非とも失速だけは避けていただきたいところです。

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