衝撃! iMac Pro消滅?
先日のイベントでAppleが言及した、
「次はMac Pro」
の意味合いについて、先日の記事で触れました。
これが、
「Mac Proに搭載されるであろう"M1 Ultra × 2"の搭載」
について言っているのであれば、M1 Ultra搭載iMac Proの可能性を否定したものではなくなります。
しかし、チップのことではなくデバイスそのものについての言及だとすると、「iMac Proは来ない」ということにも繋がります。
Appleの役員がポロッと述べた言葉のようですが、実は非常に大きな言葉だと注目しています。
だって、当然iMac27インチの後継機として、高性能Apple Siliconを搭載したディスプレイ一体型Macの登場を誰しもが予想していましたし、前回のイベントでiMac Proの登場を予想したリーカーもいたわけですから。
その後、Mac Proとともに「2023年発売説」も流れたように、iMac Proの存続は既定路線だったような気がします。
しかし…。
Appleの言葉を受けてではないでしょうが、雲行きが怪しくなってきました。
iMac Pro、消滅?
「Mac Studio + Studio Display」がデフォルトに?
記事によると、
9to5Macが、新型iMac Proとも噂された27インチiMac 5Kの後継モデルが発売されることはないと伝えた。この情報が正しい場合、24インチ以上の大画面Macが欲しければ、Studio DisplayなどとMac Studioを組み合わせることを検討することになる
ということです。
かなり衝撃的なニュースです!
この情報が正しければ、先日の「Mac Studio」と「Studio Display」の発表は、
「今後のデスクトップMacは、"Mac mini-Mac Studio-Mac Pro"という独立型のラインナップと外付けディスプレイとの組み合わせを中心にして考えていく」
という、Apple側による大幅な軌道修正に関するメッセージだったということになります。
これまでのAppleの歴史を考えた時に、デスクトップ一体型であるiMacに関しては「Appleの象徴」と捉えているユーザーも多いでしょう。
そのiMacのフラッグシップがいきなり消滅してしまうのであれば、相当に大きな出来事になります。
もしこれが本当であれば、
「今後の高性能デスクトップMacは、本体分離型へと移行する…」
ということを明確に宣言した方が良かったのではないかと考えます。
だって、iMac Proを待っているユーザーが多く存在することは明らかですので…。
個人的には… 健全な方向性と考える
しかし、個人的には、「デスクトップとして健全な方向に向かった」と肯定的に捉えたいと考えます。
というのも、やはりデスクトップ機は、PC本体とディスプレイの組み合わせの自由が与えられるべきだと考えるからです。
これまでのiMacでは、iMac内におけるCPU/GPU/メモリ・ストレージ量等をカスタムするしか選択肢がありませんでした。
つまり、あくまでも「iMac」という選択肢の中で、しかもディスプレイは1種類のみという中での選択になっていたわけです。
また、アップグレード時も、「ディスプレイは残して本体だけ…」という考え方は当然できませんでした。これ、ある意味異常な行動です。ディスプレイは性能に問題がなければ基本的に長く使える代物だからです。
トータルで考えるとコスパが良かったiMacですが、ディスプレイ分の価格が上乗せされていたことは事実ですので、「買い換え」におけるコスパは決していいものとは言えませんでした。
それが、
「本体はMac mini、Mac Studio、Mac Proから選択」
「ディスプレイはご自由に。ただし、純正ディスプレイもあります」
というスタイルになったわけですので、非常にすっきりするのではないでしょうか?
ただし、Mac miniとMac StudioのM1 Max搭載機との性能差・価格差が気になりますので、噂になっている「M2 Pro搭載Mac mini」のような穴埋めは必須だと考えます。このようなそこそこの性能の機種が出てきたら、ラインナップとしても相当優れたものになると思うのですがどうでしよう?
でもなあ…。
これに加えて「iMac Proも残す」という選択肢があれば、それが最高なことは言うまでもありませんよね…。