新型Mac Proの具体情報現る
先日のAppleイベントで、Apple側が、
「残るはMac Pro!」
と語ったように、機種的に言っても、搭載するApple Silicon的に言っても、ラスボスの登場が待たれるところです。
本来であれば、iMac27インチの後継機が来て欲しいところですが、少なくとも今年中には出てこない雰囲気になってきました。何だったら、「Mac Studio + Studio Display」にその立場を譲って廃版になってもおかしくない風向きです。
何とか出てきてもらいたいのですが…。
さて、新型Mac Pro。
現行Mac Proは、2019年6月のWWDCでPro Display XDRとともに発表され、年末に発売されました。
これまでは前例のようにWWDCでの発表、年末発売を想定しておりましたが、「M1 Ultra」搭載の「Mac Studio」が3月にいきなり登場したことで、
「登場時期が早まってもおかしくないな…」
と感じていたところです。
だって、恐らくはM1 Maxを2つ繋ぐ「UltraFusion」技術を使い、M1 Ultraを更に繋ぐ4ダイのチップになることは確実でしょう。
だとすれば、技術上の事柄はすでにクリアしている…と捉えてもいいでしょう。
そんな新型Mac Pro。
ついに具体的な情報が出てきました。登場は意外に早いかもしれません。
9月? 40コアCPU、128コアGPUの「Redfern」
記事によると、
リーカーのMajin Bu氏(@MajinBuOfficial)がTwitterに、新型Mac Proの登場予想時期と、同モデルに搭載される新しいAppleシリコンに関する情報を投稿した
ということです。
まずもってMajin Bu氏は、新型Mac Proの登場時期を「9月」と予想しています。
「9月」ということは、新型iPhoneと同時?
iPhone13と同時発表するには「重め」だと思うのは私だけ? まあ、Mac StudioだってiPhoneSE3と同時発表ですが、「9月のiPhoneイベント」はAppleの一丁目一番地ですので、かなり違和感があります。
それは置いておくとして、肝心のチップは…。
やはり「M1 Ultra 2個を1つのパッケージに収めたもの」と言及されていますね。チップのコードネームは「Redfern」ということです。
「M1 Ultra」では、「UltraFusion」と言われる連結技術が使われており、M1 Maxに元々備わっていたブリッジで接続されています。
これをさらに2つ連結するということ。理論的には分かるのですが、実際どのようにして連結するのでしょうね。M1 Maxの残り3辺側には、連結用のブリッジは見えませんが…。
Majin Bu氏が投稿した画像には、以下のような図面も…。
左右の「M1 Ultra」を繋ぐ真ん中のブリッジはどのような仕組みなのでしょうね。
当然「M1 Ultra」の2倍の性能になるでしょう
そして、肝心な性能面。
ここまでのM1チップの進化をみると、大元のM1をベースに内部Coreを増加させたり、M1 Maxを複数個接続させたりして、非常にわかりやすい形で性能を高めてきました。
ということで、新型のApple Siliconの性能は「M1 Ultra」の2倍の性能…と単純に考えていいでしょう。
M1 Ultraは最高「20コアCPU、64コアGPU」という構成ですので、新型は「40コアCPU、128コアGPU」になるのでしょうね。
CPU性能も、マルチ「40,000超え」になるんだろうな…。
値段も100万円超えでしょうが…。