「M2/M2Max」の性能やいかに?
M1から始まったMac用Apple Siliconの歴史。
「M1/M1 Pro/M1 Max/M1 Ultra」というラインナップが形成され、最後のラスボスを待つばかり…となりました。
昨年からは、次世代「M2」の噂が頻繁に聞かれるようになりました。
AppleのMチップは、高性能チップを全く新規に製作するのではなく、あくまでもM1をベースにしてCore数を増やしたりする形でパワーアップを図っていく考え方だということが分かってきています。。
これ、ユーザーにとっては非常にありがたいことです。
自分の必要とするチップ性能の算段がが付けやすく、機種ごとの性能の予測もできることから、「どの機種を購入するか?」という計画をかなり正確に立てることができますよね。
新チップ「M2」に関しても、恐らくは「M1の法則」が通用するはず。
そして、そのM2の性能を予測する記事が来ています。
対M1比 7%、20%、30%アップ?
記事によると、
Macworldが、Geekbench 5テストにおけるM2とM2 MaxのCPUとGPUの予測性能を、M1およびM1 Maxと比較している
ということです。
M2のGPUCore数が「12」に増える…という見方で計算させているようです。
いかに、その性能予想グラフを列挙してみます。
これをみると、「シングル/マルチ/グラフィック」のM2の性能アップは、
「7%、20%、30%」
と考えられます。
ただしこの予想では、「M2」のベーシックチップを5nmプロセスの「A15Bionic」にしているようです。これ、現在の見立ては「4nmのA16Bionicがベース」とされているようですので、もしかすると今回以上の伸び代があるのかもしれません。
しかし、今回のデータはAチップ同士の「伸び率」を単純に掛けただけのようで、「ロス無し」としての計算上スコアです。実際はこれよりも若干落ちてくるのではないかと考えますが、いかがでしょう。
「無印」と「高性能」の優位性は崩れない!
ここで重要なのは、M2へと進化して、性能が向上するにしても、
「無印チップと高性能チップのバランスは崩れない」
ということです。
どういうことかというと、「M2」と「M1 Pro」では「M1 Pro」の性能が高いですし、「M2 Max」と「M1 Ultra」では当然「M1 Ultra」の性能が高いということ。
チップ性能によってヒエラルキーがある機種構成にしているわけですので、少なくても一世代後にこの順位が逆転してしまってはまずいことになります。
さすがにこのあたりはAppleも重々承知の上でのアップデートになるはずです。
今回「Mac Studio」を購入した私。
次世代で「7%、20%、30%」のアップだったら、買い換えは必要ないかな…と、安心できる数値となりました。