ついにOLED化が視野に!
本ブログでは再三、
「画面が大きく、長時間眺める機会の多いMacやiPadこそ、OLED(有機EL)が搭載されるべきだ」
と主張してきました。
画面の派手さは液晶やMiniLEDの方が優れているのでしょうが、色の正確性、深み、刺激の無さはOLEDが優れていると感じます。
コスト面、生産場の歩留まり、そして画面焼き付き等の耐久性…と、課題が残るOLEDではありますが、iPhoneに搭載されているOLEDを眺めるたびに、
「Pro Display XDRがOLEDだったらどんなに素晴らしいだろう…」
と考えてしまいます。
まあ、Pro Display XDRレベルのディスプレイがOLEDになったら、価格がとんでもないことになりそうですので現状としては現実的ではありませんが、せめてiPad、MacBook系への搭載は検討されるべきです。
そんな中…。
これまでも噂には上っていたiPad、MacBookへのOLED搭載の話題が、立て続けに登場しています。
iPad Proは2024年、MacBookは2025年?
記事によると、
〇アナリストのミンチー・クオ氏が、2024年に11インチおよび12.9インチiPad Proへの有機EL(OLED)ディスプレイ搭載が実現した場合、翌年にMacBookにも導入されるとの予想を伝えた
〇韓国メディアThe Elecが、LG Displayは第8.5世代有機EL(OLED)ディスプレイの試作を開始したと報じた。同ディスプレイパネルは将来的に、iPad ProやMacBookに搭載されるとみられている
ということです。
ミンチー・クオ氏の情報は、OLED搭載Appleデバイスの登場時期に関するものです。
どうやら、「iPad Pro→MacBook」という流れになりそう。
これは、MiniLEDディスプレイの搭載と全く同じ流れになることもあり、信憑性もありそうです。「1年後にMacBook」という時系列も同様ですね。
iPad Proの登場時期が「2024年」とのこと。
MiniLEDディスプレイ搭載から3年ほどでOLEDへの移行を狙っているようですね。量産に苦しんでいたMiniLEDをたった3年で捨てる…ということには驚きますが、やはりAppleとしてはOLED系が本命だったということなのでしょう。
また、The Elecの情報は供給元の話題。
当然SamsungとLGという韓国メーカーが候補として上がっていますね。
2つの記事でも焦点がぼやけているのですが、Samsungは当然自社デバイスへの搭載も視野に入っているでしょうから、自然とSamsungとLGの位置付けも異なってくることが予想されます。
恐らく当初は、iPadの「11インチ」「12.9インチ」と、Macの「14インチ」「16インチ」が主流となるでしょう。
大型のディスプレイを搭載するiMac24インチ、Studio Displayに関しては、まだまだOLEDの搭載はコスト的に難しいのでしょうね。まずはMiniLED化を安価に…というねらいになるのかもしれません。
MicroLEDはいつ?
LCDの未来形がMiniLEDなのであれば、OLEDの未来形は「MicroLED」です。
「バックライトなし」の仕組みで阻止を細分化させるMicroLED。
開発は困難を極めているようです。
Appleのこれでの足跡を辿るとすると、当然最初は「Apple Watch」に搭載されるはず。
そこからiPhoneに来て、さらにiPadやMacへの搭載にはかなりの時間を要しそうですね…。
しかし、OLEDを諦めなかったAppleの姿勢を見ていると、最終的には「MicroLED化」を狙っているように感じます。