スクリーン下Face IDへの本格移行はいつ?
「iPhone、パンホール化に移行か?」
と騒がれている時期iPhoneですが、出てくる噂は微妙なものばかりです。
具体的に言えば、
「一つ穴の"ピンホール"ではなく、ピンホールとカプセル型ホールが同居する"iホール"への移行に留まる」
というもの。
そして先日も、その「i型ホール」が想像以上の大きさになりそう…という記事をお伝えしました。
個人的に言えば、二つの穴に分かれて面積がそれほど変わらないのであれば、これまでのノッチの方がデザイン上の違和感がないかな…とさえ感じます。
どうしてもFace IDのカメラやセンサーのユニット部が小さくなりきらない…ということだと思われます。
そこで、Appleはこれをスクリーン下に埋め込もうと考えているようだ…ということも以前話題にしているのですが、その点に関する具体的な情報が来ています。
iPhoneがピンホールに移行するは「2024年」?
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iPhone15では間に合わず…
記事によると、
iPhone15 ProシリーズではFace ID機構が画面下埋込み型になるとの韓国メディアThe Elecの報道に対しDSCCの最高経営責任者(CEO)ロス・ヤング氏が、実現するのは2024年モデル(仮称:iPhone16 Proシリーズ)になる可能性が高く、iPhone15 Proシリーズ用に提供されるのは開発用サンプルに留まる可能性があるとTwitterに投稿しました。
ということです。
まずもって、iPhoneがピンホールになるということは、
「ピンホールの部分にフロントカメラを配置し、Face ID関連のカメラやセンサーユニットをスクリーン下に埋め込む」
ということだと考えられます。
Appleとしては、フロントカメラもスクリーン下に収めたいのでしょうが、Galaxyの例もあるように、カメラの画質等の問題が残るのが実際のようで…。恐らく「Apple品質」には届かないでしょうから、とりあえず「Face ID」ということになっているのでしょう。
さて…。
2022年は「i型のパンチホール」で行くとして、問題は「次」に移り変わるのはいつか…ということですね。
私は「2024年」だと考えます。
理由としては、
①Face IDのユニットという非常に繊細な技術をスクリーンの下に埋め込むということは相当にシビアだと思われる
②iPhoneの「2年ごと」というモデルサイクルを考えても、「14」「15」の2年間は「i型パンチホール」でいくのでは…
というところです。
数年前の予想では、この時期には「完全ベゼルレス」「完全ポートレス」のiPhoneが登場するのでは…とさえ言われていましたが、実際のところの技術的な進歩は遅々としているようですね。
ますます「違い」を出すのが難しく?
Android機は、折りたたみ式にしてもディスプレイや認証システムの在り方にしても、かなり先進的な取り組みをしています。
まあ、時にはうまくいかないこともあるわけですが、それでもその姿勢は大いに評価できるものと考えます。
逆に、「石橋を叩いても渡らない」ようになってしまっているのがiPhone。
何故か売上は好調のようですが、あまりに代わり映えせずに価格が上昇した「iPhoneSE3」に関しては、出荷予想を引き下げた…という報道もありますね。
今後、iPhoneの技術的な進歩が進まず、他社のように価格も上昇した際、果たしてこれまでのような人気を維持できるのか…についてはかなり微妙です。
あまりに保守的な考え方や、高騰した価格が原因になって、「iPhone離れ」が起こる可能性もあると思います。
「完璧なものを目指す」「失敗しないことを最優先」ということばかりが先に立ってしまうと、それはそれで危ういのでは…と考えます。
成熟しきっているスマホ業界の中にあって、今後Appleがどのような舵取りをしていくのか…は、ひょっとするとAppleの今後を左右する問題になってくるかもしれません。