iPhoneのポートレス化はMagSafeのデータ通信で補う？
iPhone14のポートはLightningで来るのでしょうか？
EUでは企画統合の要求が高く、AppleのLightningに対して最後通牒となる時限勧告が出されています。
今年は大丈夫でしょうが、iPhone15あたりではAppleも本格的にUSB-Cへの対応を迫られることになるでしょう。
そしてこのiPhoneにおけるポートに関しては、将来的には「完全ポートレス化」が以前から噂されています。
この記事内でも触れていますが、
「何かしらの有事の際に、物理的にケーブルで繋ぐことができる…という保険は残しておいてもらいたい」
と考えます。
また、今後ますます肥大化するであろう写真・動画ファイルのやり取りにおいても有線のメリットが大きいかと。
しかし今回、「有線以外の選択肢」が現れました。
MagSafeがデータ通信にも対応？
これはありうるかも…
記事によると、
米国特許商標庁（USPTO）が現地時間2022年4月14日、Appleが出願した、データ通信に対応するワイヤレス通信アクセサリーに関する特許、および、ワイヤレス通信部の素材に関する特許を公開した
ということです。
Appleの特許には、「アクセサリーは、磁場を利用した認証や、携帯デバイスとのデータ送信に対応できる」と記されているようで、 これは確かにMagSafeにデータ通信機能を付加する…という内容のように考えられます。
これ、なかなかに現実的な話のように感じます。
何の対策もとらずに「完全ポートレス」にするのはAppleとしてもさすがに怖いことでしょうし、「有線」という形ではないにせよ、デバイス本体とデータ転送機器を「接続」してデータ管理を行うわけですので、非常に安心があります。
折しも、最近はMagSafe関連で、
「次期iPad Proでは、背面のAppleマーク周辺がガラス製になり、MagSafe充電に対応する」
という気になる情報が出回っていましたね。
もしMagSafeによるデータ転送が可能になるのであれば、当然iPhoneだけでなくiPadも同様の動きをすることになるでしょう。これまでに出回っていたiPadとMagSafeに関する情報は、完全ポートレス化に向けたミッションのうちのひとつだったのかもしれません。
USB-Cを挟む？ 一気に来る？
さて、この「MagSafeデータ通信対応」が本当だとして、その実現時期はいつ頃になるでしょう？
さすがにiPhone14シリーズが登場する今年９月は無理があるように感じます。
「M2搭載iPad Pro」は、速ければ今年度中の登場も噂されていますが、これも「MacBook Air」の方が早く登場するでしょうから、もしかすると来年にずれ込むことも考えられます。
となると、
「2022年末〜2023年春にかけての次期iPad Pro」
登場時に、「新型データ通信対応MagSafe」が登場…という線があり得るかも。
これが間に合わないのであれば、「次期iPad Pro」は現状のUSB-Cで登場し、iPhone15シリーズでMagSafe対応…とか。
iPhoneに関しては、Face IDカメラのスクリーン下埋め込みやパンチホールなどに関するスクリーンの改良もありますが、今回のような物理ボタン・ポート等の部分でも新しい動きに期待ですね。
