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M1 Ultra搭載Mac Studioは死に体なのか?【1】〜DaVinci Resolve 17.4.6のアップデートから〜

M1 Ultra搭載Mac Studioは死に体なのか?

 M1 Maxを2枚繋げる「Ultra Fusion」技術で誕生した「M1 Ultra」搭載のMac Studio。 

 即購入した私自身が、その実力を測りかねています。
 まずもってベンチマークテストでははっきりとその実力が証明されています。

 そして、私がこれまでメインで使用してきたMac Proと比較すると、結構なパワー向上が認められました。あくまでも私の使用範囲内で…ということですが。

 しかし、これが「対M1 Max」となると事情が異なるようで、特に動画の書き出しにおいてはその違いを見いだすことができずに、「返品」という決断を下したYouTuberさん達が多数…。

 M1 Max搭載機を所有していない私からすると、この部分を肌で感じることができないのが歯がゆいのですが、M1 Ultraの優位性を見取ることができる部分とできない部分とが混在しており、M1 Ultraが価格に見合わない…という判断をされているのはよく分かります。

 ここで問題なのは、
「M1 Ultra/Mac Studioは、今後の何らかのアップデートによって、実際の作業の中でその実力をはっきりと示すことができるようになるのか?」
ということです。

 逆にいえば、
「このまま死に体のまま終わってしまう可能性もあるのか?」
ということ…。

 私は専門的な技術面に関しては完全なる素人ですので、難しい話は全く分からないのですが、だからこそ考えたいことは非常にシンプルです。

「macOS、各種アプリ等のアップデートによって、Mac Studioは覚醒するのか?」
ということ。

 当然明確な答えは出ないのですが、今回は動画編集アプリから見ていきましょう。

 

「Final Cut Pro X」と「DaVinci Resolve 」

 まずもって、ユーザーの心配を増幅させたのが、Final Cut Pro Xのバージョン「10.6.2」です。

 事前の噂では、Mac Studioの性能を解説する際に用いられたFinal Cut Pro Xのバージョンが「10.6.2」で、Mac Studioの発売当初はまだリリースされていなかったことから、
「10.6.2がリリースされたら、爆速になるのでは?」
と考えられていました。

 ところが、速度面においてはまさかの何も変わらず。

 これで一気に、「Mac Studio死に体説」が浮かび上がりました。

 ところが…です。
 先日、DaVinci Resolveのバージョンが 17.4.6にアップされていることを知り、バージョンアップ後に、以前検証した動作を行ってみたところ、「爆速」になっている部分がありました。

 具体的にいえば、「4K動画の書き出し」です。

 以前と全く同じ「10分間 4K/60P(mp4/H.265)」の動画書き出しを行ったところ、

「5分25秒→3分53秒」

へと短縮されていたのです。「1分30秒」の短縮は、通常ではありえないほどの高速化!

 おもしろいのは、
「これだったら、8K→4Kの書き出しも爆速になっているのでは?」
と考えて、これも以前と同じ実験をしたところ、こちらは、

「5分25秒→5分26秒」

と、ほぼ変わらない結果になったのです。

 つまり、今回の「17.4.6」へのアップデートにおいては、「4K/60P」の書き出しのみが高速化されたということになります。

 ここで考えたのは、
「非常に細かいアップデートを行っているDaVinci Resolveは、今回のM1 Ultraへの対応として、今後もその性能を覚醒されるようなアップデートを重ねていくのではないか?」
ということです。
 そして、それが可能なのではないか?…ということ。

 実際、2022年3月初旬に「17.4.5」のバージョンアップを行った後、2022年3月29日に現行「17.4.6」へのバージョンアップを行っています。
 そして、実際問題、動画書き出しの一部において、以前とは比べものにならないほどの性能アップをもたらしました。

 これ、M1 Ultraの今後を占う変化とは言えないでしょうか?

 

DaVinci Resolveの方が信頼できる?

 もし、今回のDaVinci Resolveのアップデートと性能向上がBlackMagicの計算の下に行われたのだとしたら、M1 Ultraの今後にも期待できるのではないでしょうか?

 DaVinci Resolveは、現在「バージョン18」のbeta版を配信中とのことです。
 もしかすると、こちらでは、M1 Ultraに対する更なる最適化がなされているのかもしれません。

 もし実際にそうなったとすれば、私はFinal Cut Pro Xを捨てるかもしれません。
 純正アプリなのにMacの性能を発揮できないなんて、はっきり言って信頼できませんので。というか、今回の事態では、Appleへの信頼も揺らいでいますが…。

 このように、ソフトウエアレベルでの改善が見込めるのであれば、次期macOSでApple自身が何らかの手を打ってくることも考えられます。
 まあ、その前に、Mac Studio/M1 Ultraの件に関してAppleからのアナウンスも欲しいところです。

 ごまかしてばかりではいけません!

 次回は、Canonの画像編集アプリDPPから考えたことについて…。

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