iPhone13シリーズで最も売れているのは?
先日は、
「Android機のシェアをiOSが奪っている」
という記事をお届けしました。
その中でも書きましたが、
「先進性に関して大きな不満があるiPhoneが、何故これ程までに売れているのか?」
という疑問は残ります。
近年のAppleのiPhoneに関する保守性は相当なもので、
「もう少し冒険して、ユーザーに"新しさ"を届ける姿勢があってもいいのでは?」
と感じざるを得ないほど。
しかし、販売シェアの動向を見ると、そんな思いとは裏腹の結果となっているようで、世のiPhoneユーザーは現状に満足しているのだろうか?…という疑問さえ感じてしまうほどです。
iPhone13シリーズの売上も好調と言われる中、iPhoneシリーズ内の販売シェアに関する記事が来ています。
リンク
「無印」人気! 「mini」はヤバイ…
記事によると、
2022年1月〜3月に米国において購入されたiPhoneの中でどのモデルが最もシェアが大きかったかを示すデータをCIRP(Consumer Intelligence Research Partners)が公開した
ということです。
そのグラフがこちら。
なかなかに興味深い資料です。
まずもって、昨年と今年を比較して分かるのは、
「iPhone13シリーズでは"無印13"がダントツで売れている!」
ということです。
昨年は「無印12」のシェアがそれほど伸びておらず、旧機種である「無印11」に人気が集中しているのが分かります。
この現象、「2020年」も同様の現象が起きていますので、「マイナーチェンジとされる年には無印が強い…」などといった法則性があるのかもしれませんね。
そして、更に興味深いのが「mini」の動向です。
鳴り物入りでiPhone12シリーズで登場した「mini」ですが、売上的には大失敗。早々に「13シリーズで打ち止め」という噂が駆け巡りました。
昨年の段階から、
「iPhone14シリーズは6.1インチと6.7インチの2サイズ構成」
という情報が流れていましたね。
その「iPhone13 mini」の売上、ありえないほどの低さになっております。
当然ですよね。
ただでさえディスプレイサイズの小ささとバッテリーの弱さで販売不振に陥っていたところに、早々のディスコンの噂。
そのサイズ感に相当にひかれるユーザー以外は手を出すことがはばかられる状態になってしまっていました。
人気薄の機種であればリセールバリューにもかなり大きな影響が出るでしょうし、この結果にも納得です。
まあ、それにしても5%を切る…というのは「記録的惨敗」と言えるでしょうが…。
iPhoneSE3の販売不振も取り沙汰されています。
今後、iPhoneの小型ディスプレイモデルは、登場すること自体がなかなか難しくなるのかもしれません。