Google Pixel Watchの実機画像がリーク
以前から噂になっては消え…を繰り返していた「Google Pixel Watch」のリーク画像が登場しました。
あくまでも個人的な感想ですが、「売れない」と思います。
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Google Pixel Watchの位置づけが…
記事によると、
Android Centralが、Google Pixel Watchの本体とバンドのリーク画像を掲載した
ということです。
円形の盤面で、全体のフォルムも曲線を多用したやさしいデザインになっていますね。
バンドはApple Watchのスポーツバンドのような感じ。
高級感を追求して…ということよりも、日常の使いやすさを考えたもののように感じます。
現状のスマートウォッチ業界は、相変わらずApple Watchの「一強」が続いています。
そのApple Watchにしても、ヘルスケア機能が徐々に強化されているくらいで、「できること」が目立って増えているわけでもありません。
つまり、WearOS勢がつけいる隙が十分にある状態が長く続いているのですが、Apple Watchの牙城が揺らぐ…という情勢には全くもってなっていないのが現実です。
現在のWearOS勢は、非常にシンプルな機能で廉価とさせるグループと、3〜4万円程度と高額なグループとに二分化している感じですね。
高級なグループでは、いわゆるゴツゴツとしたデザインの「時計」のイメージを強調するモデルが多いように思われます。
当然、通信機能、マップ機能等の一般的な付加機能は付いていますが、逆に言えば「それだけ」の印象。
「それ以上」の機能がなかなか生み出せていないのが足踏みを続けている理由です。デザイン的には非常に魅力的なのですが…。
対するApple Watchは、WearOS勢よりも高価。
機能面では、ヘルスケア機能に特化しており、この部分でWearOS勢とは大きく差別化することに成功しています。
また、Appleデバイスということで、Appleのエコシステムを活かしたiPhoneとの連携機能により、WearOS勢にはない付加機能が満載です。
この点が、
「母艦となるiPhoneに依存している…」
と叩かれる面もありますが、それを言ったらWearOS勢は何もできないわけで…。
Apple Watchのデザインは丸みを帯びたスクエア型で、円形が好ましいと思っているわたしとしては不満なのですが、iPhoneとの連携を超えてWearOS勢に乗り換えるほどではないかと…。
さて、これらを考慮した上で今回の「Google Pixel Watch」を見たときに、個人的にはその「立ち位置」がよく分かりません。
デザイン的には洗練されているとは思いますが、かなりの中途半端感が漂います。
無骨な「時計」をイメージしたGalaxyやHUAWEIのような「色」を感じ取ることができません。
もちろん、機能的にはWearOSを超えるものではありませんので、「できること」での大きなアピールは不発。
あまりのやさしいイメージは、女性には好まれるかもしれませんが、男性はどうでしょう?
Google、ハードでは決定力に欠ける…
それにしても、Googleって、どうしてこんなにもハードでは決定力に欠けるのでしょうね。
せっかく自社で開発するOSを有しているのですから、もっと上手にその立ち位置を活用できると思うのですが…。
まあ、それはPCでのMicrosoftにも言えること。
逆に言えばAppleがあまりにうまく立ち回っている…ということなのかもしれません。
今回の「Google Pixel Watch」を見ると、今後何代にもわたってアップデートを繰り返して行く…というデバイスにはならないと思います。
Googleには、ユーザーが何を求めているのか…ということをもっとよく研究してもらいたいと切に願います。