iPhone14 Proはやっぱり値上げ?
iPhone14シリーズも、いよいよ量産へと向かって動き出したようで、あとは実際のスペックがどうなっているのか…ということに関する検証段階へと入っていきます。
これまでで未だ見解が分かれている内容としては、A16Bionicが4nm、3nmのどちらのプロセスルールで製造されるのかという点。
また、先日はディスプレイサイズの拡大に関する新情報もありました。
個人的には、A16は4nmだと昨年から考えていましたし、ディスプレイサイズも実質の筐体サイズが大きく変わらないのであればたいした問題にはならないかと…。
そんな中、どうしても避けられない大問題が残されています。
そう、「価格」の問題。
iPhone13シリーズは、TSMCとAppleの契約でチップの価格が据え置きとなりましたが、恐らく今年度はそのような特別扱いはしてもらえないでしょう。
さらに、コロナ禍による半導体不足が収まらない…という最悪な状態が続いていますので、どう考えても「価格上昇」へと振れるはず。
さらに…。
日本の事情で言えば、最近の極度の円安傾向が非常に気になります。
Appleとすれば、iPhone14シリーズが発売される9月というのは、日本でのAppleデバイス価格を一斉にアップされる格好の時期なのではないかと考えます。
そうでなければ、WWDCで発表されるかもしれないM2搭載MacBook Airの発売時。これが適応されるのであれば、9月以前に価格アップすることも十分に考えられるでしょう。
Appleは価格に関しては非常にシビアですので、上げてくるときには容赦なくきっちりと上げてくるものと予想します。
「Xデー」はいつか…という、秒読み段階に入っているのではないでしょうか?
さて、気になるiPhoneの価格ですが、iPhone14 Proの気になる価格情報が報じられています。
やはり値上げか?
「100ドル値上げ」で日本での価格は?
記事によると、
今秋発売される見込みのiPhone14 Proについて、リーカーのIce universe氏がスペック予想をWeiboに投稿した
ということです。
今回はスペック情報はスルーして…。
気になる価格情報として、Ice universe氏は、
「6GB RAMと128GBストレージの組み合わせで1,099ドル」
としています。
13 Pro比較で「100ドル増」…。
やはりそう来ますか…といった印象ですね。
実際、iPhoneSE3の価格も上昇しており、全く「廉価版感」のしない値付けでした。
デザイン変更無しの上、性能アップも「5G対応」「チップ載せ替え」程度でしたので、個人的には「大いに魅力薄」のiPhoneに見えます。
実際売上も伸びていない…という噂も耳にしますが、実際はどうなっているのでしょう?
SE3で値上げしたということは、当然14シリーズでも…と考えられます。
「無印」に関しては「チップはA15据え置き」になるようですので、もしかすると13無印シリーズと同等に抑える戦略で来るかもしれませんね。
しかし…。
Proシリーズはそうはいかないでしょう。
今回の「100ドルアップ」は非常に現実味のある数字だと考えます。
そして恐ろしいのが、この100ドルアップが日本においては単なる100ドルアップではない…という…。
恐らくiPhone14シリーズ発売時には、Apple側でのレート変更が行われるでしょう。
現状のiPhone13シリーズは「1ドル=112円程度」で換算されているようですが、iPhoneSE3は「1ドル=135円」というレートに設定されています。
この「135円」をベースにして考えると、iPhone14 Proは税込みで「約163,000円」ということに…。
何と、Proシリーズとはいえベースモデルが16万円超…という驚愕の価格になるのです。
しかし、「135円」というのはあくまでもSE3が発売された時期のことであって、今後も円安が進むのであれば、「140円」というレートでの販売も十分に考えられると思います。
その際の価格は「約169,000円」…。
どんなスペシャルな端末ですか?
ヤバいです。
これまで日本では、世界的なレートで考えると比較的安価にiPhoneを購入することができていました。
その感覚が一気に崩壊したとき、果たして日本におけるiPhone神話はどのような変化を見せるのでしょう?