Google、Microsoftの「サインイン」、煩わしい!
見回りのほぼ全ての通信系デバイスをAppleで固めている私ですが、なんといってもAppleデバイス間の連携は最高。
iCloudの連携により、各種データをシームレスでどの端末からも利用することができます。間に何らかのアプリを挟まなくてもいいこの感覚は、一度味わうと離れられません。
また、様々な「サインイン」に関してもiCloud連携が効いているため、Face IDやTouch IDの認証を行う上で「端末の壁」を感じさせられることはありません。
もちろん各種キーワードもキーチェーン機能で一発入力することができます。これもFace IDで認証させることができるため非常に快適。
しかし…。
これが「Google」や「Microsoft」関連のアプリやサービスになると話が変わってきます。
「Apple中心の生活」とはいえ、アプリ・サービスレベルではGoogle・Microsoftという巨人のものを利用する機会も多いわけで…。
個人的に特にやっかいなのはGoogle。
YouTubeを利用していますが、複数のアカウントをもっていると、どっちがどのメールアドレス・パスワードを使用していたか…などが曖昧になってしまうことがあり、私はメモアプリにアカウントごとのパスワードを記録しています。
Microsoftのアカウントについては使う機会自体が非常に少なくなってしまったため、こちらもメモしておかないと何が何だったのか記憶が…。
そんな中…。
非常に嬉しい知らせが入ってきました。
「パスワードなしサインイン」拡充へ
記事によると、
米Apple、米Google、米Microsoftは「世界パスワードデー」の5月5日(現地時間)、FIDO AllianceとWorld Wide Web Consortium(W3C)が作成した標準を採用して、Webサイトやアプリに「端末やプラットフォームを超えてサインインできるようにする」と発表した
ということです。
つまり、
「GoogleはAndroidとChromeで、AppleはiOS、macOS、Safariで、MicrosoftはWindowsとEdgeで、パスワードなしのサインインのサポートを実装する」
ということです。
これによって、スマホであれば端末のFace ID・Touch IDの生体認証を利用することで、他企業のサービスにサインインできるようになる…ということです。
一見不用心のようにも思われますが、「SMS経由で送信されるワンタイムパスコードなどよりも安全」ということのようですね。
Mac・PCに関しては、スマホでロック解除する必要があるようですが、これまではいちいち入力作業が必要だったことを考えると天と地の違いです。
嬉しすぎます!
認証技術向上の賜
これまではユーザー自身による入力や確認が最優先されてきた分野ですが、これだけ認証技術が向上し、その信頼性も増してきた時代です。
その技術をユーザー目線で利用しない手はありません。
各企業のサービスを行き来するような活用もどんどん増えてくるであろう中で、今回の決定は英断だと言えるでしょう。