Macロードマップに異変?
先日、
「A16Bionicはこれまで予想された"4nm"ではなく、これまで同様"5nmプロセスルール"で来る」
という記事をご紹介しました。
同時に、
「Mac搭載M2が3nmで登場」
とみられることから、これまでの「iPhone搭載のAチップをベースに、Mac用Mチップを構築していく」というチップロードマップも変わっていく可能性があるのか?…ということも考えてみました。
「iPhone中心」で回ってきたAppleデバイスの歴史を考えると、最新チップがMacに最初に搭載される…ということ自体違和感を覚えるわけですが、まあ「無い」とも言えないわけで…。
そんな中…。
ミンチー・クオ氏が驚くべき見解を示しています。
これが本当だったら2022年のApple Siliconは低迷期に入ります。
新型MacBook AirはM1のまま?
記事によると、
アナリストのミンチー・クオ氏が、TSMCの半導体製造プロセスロードマップと、A16 Bionicの性能およびM2登場時期に関する予想をTwitterに投稿した
ということです。
要約すると、
〇3nmプロセス「N3」と、4nmプロセス「N4P」での半導体量産開始は2023年
〇今年後半にAppleが利用可能なのは、5nmプロセス「N5P」と、4nmプロセス「N4」
〇N4はN5Pに対する優位性がない
ということのようで、4nmの「N4」が実質的な優位点がない…という時点で、「A16Bionicは5nm」の信憑性が増すことになりますね。
となると、2023年iPhone搭載のAチップが「4nm」になるのか「3nm」になるのかも不透明な状況と言えるかもしれません。3nmにいけるのであれば、4nmを通り越すのが一番だと思いますが。
そして…。
更に不透明なのはMチップです。
先日の記事では、「M2が先行して3nmプロセスに…」ということでしたが、クオ氏の見立てでは現状の3nm量産は無理…ということになりますね。
となると…。
ここで復活してくるのが、以前にクオ氏が主張していた、
「新型MacBook Airはデザイン変更のみで、チップはM1を踏襲する」
という考え方です。
また、
「M2は5nmプロセスで来る」
という情報もありました。
いや〜、ここに来て一気にトーンダウンですね。
チップが高精細化しないのであれば、当然性能的な向上も多くは望めないでしょう。
以前の記事にも書いたとおり、
「M2は繋ぎの世代」
になってしまうのか?
まずはWWDCで何らかのアナウンスがあるかどうか注目しましょう。