2024年、iPad ProにOLEDが搭載される?
かなり以前から、Appleが将来的にiPadやMacBookにOLEDを採用する…という情報が流れていました。
現在、AppleデバイスにおいてはiPhone、Apple Watchに採用されているOLED。
価格、製造上の歩留まり、画面焼き付き等の課題を抱えていることも言及されてきましたが、WindowsPCやAndroidタブレットなどにおいてはすでにOLED搭載機が販売されていることから、技術的には問題がない程度までになっていることは事実でしょう。
となると、やはり歩留まり、価格面の問題が大きいのでしょうか?
しかし、ここに来てかなり具体的な登場までの道筋が見えて来ているようです。
大画面OLEDの時代に突入?
記事によると、
韓国メディアThe Elecが、Samsung Displayは第8.5世代有機EL(OLED)ディスプレイの製造ラインを建設することを計画していると報じた。同ディスプレイは、2024年モデルの12.9インチおよび11インチiPad Proに搭載されると噂されている
ということです。
Samsungの新規工場建設…という具体的な話題であり、信憑性もあるのではないかと考えます。「2023年に着工し、完成後は月産1万5,000枚の製造能力を備える」という数字もありますし…。
iPad Proに関しては、現行のモデルが2021年春の登場。
M1を搭載し、MiniLEDディスプレイ装備という結構衝撃的なモデルとなりました。
次のモデルとしては、2022年後半が噂されています。
「1年半」というモデルサイクルを考えても妥当かと…。M2が搭載されるのか…ということが争点になりそうですが、まあ機能的にはマイナーチェンジといってもいいのではないでしょうか?
M1搭載モデルから買い換えるほどではないかな…と、個人的には考えています。
今回の情報では、OLED搭載モデルは「2024年」登場とのこと。
「1年半」というサイクルを考えると、「2024年春」という時期が浮かび上がりますね。Samsungの新規工場建設が2023年に着工ということで、はたして2024年春の発売に間に合うかは分かりませんが、この時期に照準を合わせていることは十分に考えられます。
個人的には、OLEDの目への刺激の少なさ、深みのある色合い等、大画面で長時間視聴することになるiPadやMacの方がOLEDのメリットを享受できる…という考えを本ブログでも再三書かせていただいております。
ついに大画面デバイスにおいてもOLEDの時代に突入することになるのか?
注目ですね。
MiniLEDディスプレイとの兼ね合いは?
そして、こちらもかねてから言及していることなのですが、「MiniLEDディスプレイとの兼ね合い」が非常に気になります。
現在iPad、Macにおいては、MiniLEDディスプレイへの移行が進んでいるところです。
2024年にOLEDが投入されるとなると、OLEDとMiniLEDとの使い分けはどのようになるのでしょうね?
大画面Mac用はMiniLEDディスプレイ?
iPhone、iPadの小・中型ディスプレイはOLED?
それとも一気にOLED化へと進む?
でもそうなるとMiniLEDが本当に短期間の「つなぎ」で終わってしまうことになるし…。
本来であれば、Mac用の大型ディスプレイにOLEDを採用してもらいたいんですよね。
目への刺激を考えると…。
さて、将来的にはOLEDの進化版「MicroLED」がゴールと言われているディスプレイ。
今後数年でどのように変遷していくのかに注目です。