M2 Pro/M2 Max/M2 Ultraの性能は?
待ちに待ったM2が発表され、いよいよApple Siliconの世代交代が進み始めることになりました。初代Mac用Apple Siliconとなった「M1」は、その省電力性と性能の高さから世界中に驚きを与えることになりましたね。
結果として、Apple Siliconの第一歩は大成功だったのではないでしょうか?
そんな中、先日はM2の性能について考えてみました。
以前の予想値と今回発表されたAppleの性能値が殆ど一致していた…ということで、M2に関しては「M1からの買い換えも殆どの場合必要ないのでは…?」と考えているところです。
しかし、「Pro」「Max」「Ultra」に関しては未知数。
恐らくは「M1→M2」の性能アップと同等の成長を遂げる…と考えられますが、実際はどうなるでしょう?
そんな中…。
早速M2 Pro/M2 Max/M2 Ultraの性能予測の記事が来ています。
この差をどう見るか?
記事によると、
AppleInsiderが、先日発表されたM2の仕様から、M2 Pro、M2 Max、M2 Ultraの仕様と性能を予想している
ということです。
M2で意外だったのか、CPUのコア数がM1と変わらなかったこと。
しかし、GPUのコア数が増え、メモリ容量・帯域も増加しています。
予想は、これらの条件を踏まえて行われているようです。以下の資料は、上がM1系、下がM2系。
CPUコア数が増えないことが、実際の動作でどの程度影響するのか…。
メモリ量は増えると見込まれていますが、こちらは32GBで十分、64GBあれば余裕…と言われている中で、それ以上のオプションが増えてもさほど影響がないように思えます。
更に、実際のスコアの数値も予想されていますね。
上がシングル、下がマルチ。
M1 UltraのMac Studioを使用している限りにおいては、CPUのシングルスコアはそのまま実際の動作でもしっかりと実感できます。
そう考えると、「1,900」を超えるシングルスコアは、非常に魅力的に映ります。
逆に、マルチの数値は…。
数値では圧倒的なM1 Ultraですが、なかなかその絶対的な数値的なメリットを感じ取れる機会はないような…。これはグラフィックに関しても同様で、動画編集においてM1 UltraとM1 Maxの差が見られない…という動画投稿も数多かったですよね。
M1 Ultraの実力が発揮されるのは相当に負荷がかかったとき?…という見方もあるわけで、グラフィック性能よりも目立つことの少ない「マルチ」という分野で、どの程度の恩恵が得られるかは、非常に不透明なようにも思えます。
ベンチマークスコアの評価が非常に難しかったM1 Ultra。
M2になってもM2 Ultraの評価に関してはなかなか手を焼きそうです。
さて、皆さんのこの差をどう受け止めますか?
「5nmプロセスルール」のままであれば…
M2に関しては、そもそもM1同様の「5nmプロセスルール」で出てきたことが驚きでした。まあ、若干の改良はされているようですが…。
今回の記事では、「Pro」「Max」「Ultra」も5nmプロセスルールでくる…ということになっています。
ここ、意外と重要かも…。
別情報では、「Pro以降は3nm?」というものも出ており、そうなると性能的にもジャンプアップする可能性が出てくるわけで…。
まあ、同一シリーズのチップでプロセスルールを変えるのか?…という最大の問題もありますが、さてどうなることやら。
もし「5nmプロセス据え置き」ということであれば、M1系との差異はそこまで大きくならないでしょう。
だとすれば、M3系まで待つ…が正解かも。
恐らくは3nmプロセスで来る期待の星になっているでしょうから…。