ゼンハイザー「MOMENTUM 4 Wireless」が8月に発売!
5月に登場したSONY「WH-1000XM5」は非常にいい出来でした。
というか、イヤホンである「WF-1000XM4」の音質バランスも最強レベルであり、ここ最近のSONYの音作りそのものには非常に好感がもてます。
以前は平面的なモニター寄りの音でしたが、立体感が増したことでリスニング目的で聴いても十分満足できるレベルになったと考えているところです。
上掲の記事にも書きましたが、こうなると期待してしまうのがゼンハイザー「MOMENTUM Wireless3」の後継機です。
以前はワイヤレスヘッドホン最強とも思えた音質ですが、「WH-1000XM5」の登場でその地位が盤石とは言えなくなったのです。
雰囲気のある音場、艶のある音作り…という面においてはゼンハイザーがダントツの強みを見せますが、「WH-1000XM5」の音の厚みと比べると相当見劣りしますし、従来からの弱点であった中音域(ボーカルがやや引っ込み気味)もかなり目立つようになってきているのが現実です。
まあ、それでも十分選択肢に入るあたりがただ者ではないのですが…。
そんな中…。
いきなり来ましたよ!
後継機の情報です。
ゼンハイザー自身の情報ですので間違いがないはず。「8月以降」の発売…ということですが、何事もなければ8月に登場しそうな予感です。
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「中音域」には期待できそうだが…
記事によると、
ゼンハイザーは、ノイズキャンセリング搭載Bluetoothヘッドホン「MOMENTUM 4 Wireless」を2022年8月以降に発売すると発表した
ということです。
私が最優先するのは当然音質。
現行機のノイキャンも十分に強力でしたので、そちらは心配要らないでしょう。
もちろん非常に大きな期待を寄せているのですが、気になるのがイヤホンである「MOMENTUM True Wireless3」の出来です。
各種レビューでは絶賛されているのですが、本ブログでは以前レビューしたように「中音域が悪目立ちして音の構成上浮いている」と捉えました。
このため、「立体感」が売りであるとも言えるセンハイザー機なのに「立体感が乏しく違和感あり」と感じてしまったのです。
「売り」であるはずの中音域のチューニングを間違えた…というか。
この「中音」を「MOMENTUM 4 Wireless」ではどのように捌いてくるのか…。この一点が勝負です。
ヘッドホンということで、大型化するドライバーに無理がかからず、イヤホンのような違和感が残らない…という可能性もあります。
また、現行の「3」の弱点であった「中音域の引っ込み」が、現在のゼンハイザーの音作りで行けば改善される可能性もありますよね。
いずれにせよ、SONYが一気に可能性を広げた「完全ワイヤレスノイキャンヘッドホン」のジャンル。このタイミングで投入するわけですので、当然ゼンハイザーもSONY以上の音をひっさげて登場することになるでしょう。
個人的には、現行「3」の中音域を前に出し、高音部のシャリ付きを抑えてくれたらそれで最強に近づく…と感じるのですが、イヤホンの流れで行くと相当に音質傾向もいじって来そうです。
本来のセンハイザーサウンドの本質を忘れず、最高のリスニングヘッドホンを作り上げてくれることを願っています。