iBasso「DX320」発売!
現在、モバイルオーディオの環境としては、「ゆったりと聴き流し」「しっかりと高音質を」という2タイプに分けて考えています。
「聴き流し」タイプでは、iPhone13 Proに「WF-1000XM4」「MOMENTUM Wireless3」「WH-1000XM5」が現在の主流。
「聴き流し」といいながら、完全ワイヤセスでありながらもそこそこの音質とノイキャンは欠かせない要件。ようやく環境が整ってきました。
「しっかりと」聴きたい場合には、iBasso「DX300Max」+ゼンハイザー「IE900」。
世界限定販売のDX300Maxのえげつないほどの解像感がIE900の性能を最大限に引き出します。
この「DX300Max」の前に使用していたのが同じくiBassoの「DX300」。
iBassoの限定販売版となる「Max」と、通常品「無印」とでは、これまでのバージョンでも音作りが根本的に異なるようで、「無印」はとことんリスニングサウンドにこだわった音になっている印象です。
そして…。
その「無印300」シリーズに最新版が誕生しました。
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究極のリスニングサウンドが楽しめそう!
記事によると、
MUSINは、同社が取り扱うiBasso Audioより、デジタルオーディオプレーヤー「DX320」を6月29日(水)に発売する。価格はオープンだが、税込220,000円前後での実売が予想される。カラーバリエーションはブラック/ブルーの2色。
ということです。
いや〜、前作「DX300」は15万円前後でしたので、値段はかなり上昇しました。
世界的な半導体不足と円安の影響をもろに被っているのが分かります。
位置付けとしては、
2021年1月に発売した「DX300」をベースとして様々な独自技術を引き継ぎつつ、DACチップ構成やそれに伴うオーディオ回路を刷新。新旧テクノロジーを組み合わせたフラグシップモデル
とのこと。
どうやら前作のリファインモデル…という位置づけで間違いなさそうです。
前作「DX300」は、適度な解像感と広大な音場を備え、音の繋がりが上から下まで非常に良好でした。
やや音の輪郭が丸みを帯びており、音の情報量が多くなるとやや混沌とする部分もありましたが、あくまでもそれは「DX300Max」と比較して…という話。値段からすると非常に良好な選択でした
Astell&Kernの製品と比べると、個人的にはダントツでDX300の方が好みであり、安心して「DX300Max」へと突進できる根拠を与えてくれた機種でもあります。
iBassoのDAPはAstell&Kernのような閉塞感がなく、広大な音を奏でてくれます。あくまでも好みではありますが、豊かなリスニングサウンドを求めるのであれば、iBassoで間違いありません。
そんな「Dx300」のリファイン版ですので、当然「DX320」はiBassoのフラッグシップモデルとして究極のリスニングサウンドが楽しめそうです。
もしかすると数ヶ月後に「DX320Max」なる限定版が登場することになるかもしれませんが、恐らくは40万円近くの価格まで上がりそうですし、前述したようにそもそも無印とMaxとでは音作りの考え方が全く異なる傾向があります。
iBassoの音作りの傾向に納得するのであれば、購入して「ハズレ」ということはないでしょう。
高性能イヤホン、それもダイナミックドライバー搭載の良機をもっている方に試してもらいたいDAPです。