iPhone14シリーズは売れるのか? 売れないのか?
iPhone14シリーズは売れるでしょうか?
これまでのiPhone以上に、この件について興味があります。
争点は主にその「価格」。
どうやらiPhone14シリーズはこれまでよりも「100ドル高」の価格設定になりそう…という噂が濃厚です。
また、この「売れるのか?」という問題は、今年の日本市場においては寄り大きな意味をもちます。
そう、為替レートの改定によってAppleデバイスの価格が大幅に上昇してしまったからです。日本においては「ダブルパンチ」の価格上昇…。iPhone一強となっている日本市場においても、2022年は大激震の予感です。
そんな中…。
例年の通りに、米国における「発売前調査」でユーザーの思惑が報告されています。
購入予定割合が大幅減! その原因は?
記事によると、
米SellCellがiPhoneユーザーとAndroidユーザーを対象に実施した、iPhone14シリーズ発売前調査で、購入を予定しているユーザーの割合がiPhone13シリーズで行った同調査と比べて大幅に減少していることが報告された
ということです。
まずもってその結果が衝撃的です。
iPhone、Android各ユーザーのiPhone14シリーズへの機種変更予定がこちら…。
ここで大事なのが昨年度の同データとの比較。記事には、
iPhone13シリーズ発売前の調査では、iPhoneユーザーの43.7%が同モデルに機種変更すると回答していたのに対し、iPhone14シリーズについて行った調査では、機種変更すると回答したユーザーの割合はわずか14.1%
とあります。
Androidユーザーにしても、その割合は「18.3%→13.2%」へと低下しているのです。
特にiPhoneユーザーからの冷たい視線が気になりますね。機種変予定率が「1/3」に減少って…。普通では考えられない落ち込みぶりでしょう。
一体何が理由なのでしょうか?
考えられる原因としては、
①「100ドル」の値上げ
②代わり映えしない機能
③「無印」がA15Bionic据え置きというスペックの物足りなさ
といったところでしょうか?
ただ、「②」にしてはあまりにも今更感が強いです。Android機に比べて先進性は大きく後退している感のある最近のiPhoneですので、これがメインの要因ではないはず。
となると、「①と③の合わせ技」といったところか?
まずもってこれまでも価格面ではぎりぎりと考えられてきたiPhoneにおいて、「100ドルアップ」は相当大きいと考えます。それでいて大きな技術的な進歩はないわけですので。
また、チップに関してはどのモデルを購入しても最強チップを搭載…というのがこれまでのiPhoneの魅力のひとつでしたが、今年はこの大前提が欠けてしまうことになりそう…。
とすると、フラッグシップとなるA16Bionicを試したいとなると「Pro購入」しか選択肢がないわけで…。
これまで「無印」を通していたユーザーが一気にProまでジャンプアップすることにだって抵抗があるであろう中、価格がさらに「100ドル」アップするなんて…。 大きな壁を感じるユーザーが多いであろうことは想像に難くありません。
だとすれば、これらのユーザーが、
「手持ちのiPhone12やiPhone13を継続利用」
という決断を下しても何の違和感も感じません。
発売前調査はあてにならない一面も…
ただし、この手の発売前調査は当てにならない場合も往々にしてあります。
身近なところでは、2020年iPhone12 mini登場前の調査で、
「miniを購入する」
としたユーザーが最も多かったのに対し、現実は「miniの撃沈」ということがありました。
早々に「miniはiPhone13を最後にディスコン」という噂が流れたことは強く記憶に残っています。
さあ、iPhone14シリーズの運命は?
予想通りに沈むのか?
それとも予想を覆して普通通りに売れるのか?
撃沈したとなると、今後のAppleの戦略にも関わる一大事になりそうです。