iMac27インチ後継モデルは「M3」まで出ない?
M1搭載Macが発売されて以降、Appleテバイスの中心がiMacからMacへと移ったかのような印象を受けます。
MacへのApple Siliconの搭載が大いに注目を浴びていたこと、そして何よりもM1が超高性能・省電力であったこと。
そして、iPhone自体に大きな飛躍が見られないこと。特に機能面において…。
iPhoneに関して言えば、今後も恐らくは「ブレイクスルー」的な事柄を期待するのは酷かもしれません。まずもって最新の技術はSamsung等のAndroid機にもって行かれることが殆ど。
それでもAppleに慌てたそぶりがないのが不思議なくらいです。
となると…。
今後もMacの変貌に期待がかかっていきそうです。
そんな中…。
「iMac Pro」の噂が来ています。M3世代になってからの登場?
そもそも「Pro」は必要?
記事によると、
Bloombergのマーク・ガーマン記者がニュースレター「Power On」で、AppleはM3 ProおよびM3 Maxを搭載する新型iMac Proを開発していると伝えた
ということです。
非常に迷走している感があるのがデスクトップMacとディスプレイの関係性です。
「iMac」といえば27インチというイメージだったのにも関わらず、現行のiMacはM1搭載の24インチモデルだけ。性能的にも、ディスプレイサイズ的にもちぐはぐな感を受けてしまいます。
普通に考えれば、
「M1 Pro/Maxを搭載した27インチモデルが登場するのがしっくりくる」
わけですが、現在Appleはこの部分に関する発信を行っていません。3月のイベントでM1系の最終モデル投入を予告していますが、これは恐らく「Mac Pro」。
であるならば、少なくても近いうちに大画面・高性能のiMacの登場は無いことになります。
今回のガーマン氏の記事は、「M3 Pro/Max」の搭載に言及しています。
ということは、
「M2世代はスキップする」
ということ。
元来「エース格」だった27インチiMacを市場に投入しないなんて、本来であれば考えられないことなのでは?
また、以前から噂になっている「27インチ後継機」は「iMac Pro」と言われています。
ところが、ディスコンとなった先代のiMac Proは、モンスター級のチップを搭載したプレミアiMacでした。
新型に投入されるとされる「M3 Pro/Max」はあくまでもMacBook Pro搭載を第一義としたチップでしょうから、これではそもそもの「Pro」の捉えが異なることになってしまいます。
私は、ウルトラハイスペックなモデルはディスプレイ分離型となる「Mac Pro」「Mac Studio」に任せ、iMacはMacBook Proと同等の「一般的なハイスペック機」でいいのでは…と考えるのですがいかがでしょうか?
「Pro」は要らないと思うけどなあ…。
ディスプレイの迷走
現在、Macにおけるディスプレイの考え方は迷走していると考えます。
最新のStudio DisplayはMiniLEDモデルでもないのに高価格。
もちろん今後投入が噂されているMiniLED搭載Pro Display XDR後継機はとんでもない価格になってしまうでしょう。
価格のことを考えても、iMacはせいぜい「M3 Pro/Max」搭載に抑え、ディスプレイも当面はMiniLEDでなくてもいいのでは?
Macの選択肢を広げる意味でも、伝統を守る意味でも、闇雲に高スペックを求めない「ほどほどの大画面iMac」こそが望まれているのではないでしょうか?