低電力モード? 省電力モード?
Apple Watch Series8に関しては、ディスプレイサイズが拡大された「Proモデル」に注目が集まっています。
しかし、どうやら非常に高価になりそうで、特に陳腐化が大きいWatchにおいては1年ごとの買い換えを考えている私としては手を出しづらくなりました。
10万円以上の値付けとなれば、高級腕時計が視野に入ってきます。
もちろん購入の意図が異なるわけで、単純に価格だけでの比較が無意味なことは分かりますが、1年で下取りの価格が半減し、技術的にも陳腐化していくデジ物の時計という範疇で考えると、スマホ以上の精神的な壁があります。
Series8のもうひとつの関心事はその筐体デザイン。
Series7に関しては、登場直前まで「スクエアデザイン」の筐体が出るものと考えられていました。それが発表の数日前になって「NO」の噂…。結局はディスプレイサイズが拡大され、ガラスのエッジ処理が変更されたものの、全体のデザインに関してはこれまでのものを踏襲したものとなりました。
さて、Series8ではスクエアデザインとなるのか? それとも現行を引き継ぐのか?
本ブログでは、Series8でデザインがある程度変更されたことを受け、今年はSeries7を継承すると予想してきました。
1年限りのデザイン…なんて効率の悪いことをAppleが行うとは考えにくいので…。
これでスクエアデザインで来たなら驚きです。
もし、デザイン的にも大きな変更がなかったとしたら、Series8の「売り」は非常に限られてくることになるでしょう。チップも3年続けて同じもの…と以前予想されていましたし。
そんな中、ひとつの光明を見いだすとすれば「低電力モード」でしょうか?
従来の「省電力モード」と何が違うのか…という点が重要でしょう。
通常のパフォーマンスへの影響が焦点
記事によると、
Tom’s Guideが、Apple Watch Series 8に搭載されると噂の低電力モードについて、どのように動作するのか予想している
ということです。
ご存知のとおり、現在のApple Watch最大の弱点はバッテリーもちです。
高機能なのはいいですが、そのバッテリーは1日ごとの充電が必須。
何だったら1日だって怪しいのでは?
セルラーモデルでワークアウトを多用すると、まず1日はもたないでしょう。
GPSモデルで特段アプリ等を活用していなくても、17時間ほどの1日の生活を送ると50%を切っていることも珍しくない状況では、Appleが想定するApple Watchとの暮らしを実現するためには、ユーザーがそれなりに気を配らなければならなくなります。
それを解決するための機能がこの「低電力モード」だと予想されています。
そうなると重要なのは、「低電力モード」にすると何ができて何ができなくなるか…ということ。また、どの程度パフォーマンスが低下するのか…ということも大切!
バッテリーを節約するためにパフォーマンスが落ちたのではApple Watchを購入する意味合い自体が怪しくなりますので…。
記事では、
低電力モードについて、ディスプレイの輝度、GPSやヘルスケア関連センサーなどの動作を停止または調整し、通知を減らすことでバッテリー消費を抑えるのではないか
と予想しているようです。
どうでしょう?
ディスプレイ輝度、GPS、ヘルスケアは個人的には犠牲にしてもいい部分です。ただし、通知の制限は困りますね…。何だったら最も大切な機能ですので。
この部分、ユーザーが自由に設定できるようになっていることを望みます。
また、この「低電力モード」を利用した際、機能カット以外の部分でのパフォーマンスは落として欲しくありません。例えばアプリの起動、表示切り替え等のスピード。これが犠牲になったのでは、安心して低電力モードを使用することができません。
できることであれば、
「バッテリーが減ったときの救済としてではなく、常時使用できるモード」
として位置付けてもらいたいのです。
この機能がSeries8にのみ搭載されるのであれば…。
私は喜んでSeries8を購入しようと思います。