Galaxy Aシリーズのカメラ搭載数が削減!
ここ最近は落ち着いてきましたが、数年前まではスマホの「カメラ戦争」が凄かったですね。
画素数、レンズ数といった目に見えるスペック的なものから、ポートレートモード、マクロモード、超広角モード等の機能的な面まで、各メーカーがしのぎを削っていた印象でした。
もちろん現在も「カメラ」はスマホの重要な比較要素となっていますが、それでも一頃よりは落ち着いてトータルとしてのスマホ選びができる段階に入ってきていると感じます。
そんな中…。
Galaxyの中級機として抜群の売上を誇っている「Aシリーズ」において、
「レンズ数を削減する」
というこれまででは考えられなかったようなモデルチェンジの噂が出てきました。
スペックをマイナスにすることでSamsungが得るものとは?
価格、スペックを再編するとき
記事によると、
韓国メディアThe Elecが、Samsungは2023年モデルのGalaxy Aシリーズから、カメラの搭載個数を削減すると報じた
ということです。
具体的には、これまでの「4つ」のカメラのうち、「深度即位カメラ」を削減するということのようで…。
iPhoneで言えば「LiDARスキャナ」に当たるものでしょうか?
削減の理由としては、
「ユーザーに利用される機会が少なく、製造コスト抑制にも繋がるため」
とされています。
「コスト削減」は分かりますが、「利用機会が少なく…」というのはどうでしょう。
iPhoneで言えば、確かにものの長さを測ったりといった具体的な計測作業で使用したことは殆どありませんね。
しかし、暗所ポートレートやオートフォーカスの高速化…というメリットもあるようですので、これが削除されると結構なマイナスも出てくるのでは…と考えてしまいます。
まあ、Galaxyにおいては他の機能で不足分を賄える…ということなのかもしれませんが。
反面…。
世界的な部品不足等により、今後の発売モデルは価格の上昇が予想される中、できるだけ買いやすい価格を設定しようとする今回のSamsungの考え方には賛成です。
フラッグシップモデルは正に「青天井」になっていく感のあるスマホの価格。
さすがにこのままではユーザーもついて行けません。
だとすれば、メーカー自体も新たなスマホのスペックについて真剣に議論し、製品のラインナップを考え直す時期に来ているのではないでしょうか?
真の「中級iPhone」が欲しい…
iPhoneで考えると…。
フラッグシップの「Proシリーズ」は、それで納得できるユーザーが購入すればいいので、まずは置いておくとして…。
一つ目の問題は、「無印iPhone」が「中級機」の役割を果たしていないということです。価格設定からしても「フラッグシップ」なんですよね…。
これまでは、「無印」であってもチップは最上級を搭載する…ということで納得していたユーザーが多かったのでしょうが、本当であればこの「無印」がもう少し買いやすい価格にいてくれれば何の問題も無いのです。
そしてこれに伴って二つ目の問題。「iPhoneSEシリーズ」が低価格機になりきっていないということです。
特に「SE3」になって価格自体が上昇し、「廉価版」の意味合いがかなり薄れてしまいました。
更に、このSEシリーズだけベゼルやホームボタンがそのまま…という「生きた化石状態」なのもいただけません。低価格帯とはいえ、そのデザインはさすがに洗練されたものへとシフトチェンジしていなければ無かったでしょう。
だったら、これまでの「無印」の考え方を少し変え、真の「中級iPhoneグレード」を造るべきなのではないでしょうか?
折も折、iPhone14シリーズでは「無印」のチップがA15Bionicに留め置かれる…という説が有力です。
だとすれば、その分価格を下げ、スペックを意識的に留め置いたモデルを設定してアピールとてみてもいいのでは?
これまでは「型落ち品」の値段を下げて継続販売するのがAppleの戦略でしたが、今後は、
「先代のモデルなのに価格は変わらない…(あるいは上がってしまう)」
なんてことが起こりかねません。現在のM1 MacBook Airのような状況ですね。
そうではなく、意図的にやや性能を下げたモデルを明確に位置付け、こちらはこちらで販売していく…という考え方です。
Androidが行っている通常の売り方です。AppleのiPhoneの売り方、旧機種の位置付け方が独特なんですよね。
Mac、iPad、Apple Watch等の連携は外したくありません。
だとすれば、もっと買いやすいiPhone(旧機種ではないもの)を用意してくれたら、結構納得してくれるユーザーはいるんじゃないでしょうか?