MacBook Proの原価は?
価格がお高めなAppleデバイスに関しては、
「果たしてAppleはどの程度儲けているのか?」
ということが話題になります。
そして登場するのが、内部をばらして部品の原価を調べる…という情報。
これを見て「高い」と見るか「安い」と見るかは人それぞれでしょうが、何かと内部構造が見えにくいAppleデバイスですので、私としてはありがたい情報として捉えているところです。
さて、今回は「MacBook Pro16インチ(M1Pro/16GB/1TB)」の原価情報です。
高い? 安い?
原価約15万円、売値約35万円
記事によると、
TechInsightsが、M1 Pro搭載16インチMacBook Proを分解し、主な構成部品と原価を報告した
ということです。
分解したのは「MacBook Pro16インチ(M1Pro/16GB/1TB)」のモデル。
2,699ドル(日本では税込344,800円)の代物です。さて、原価は?
〇LG Diplay 120Hz対応ディスプレイ:420.79ドル(約58,000円)
〇Apple M1 Pro:237.30ドル(約32,700円)
〇キオクシア 256GB NANDフラッシュメモリ x 4(1TB):127.11ドル(約17,500円)
〇Samsung 8GB LPDDR4 x 2(16GB):79.92ドル(約11,000円)
〇バッテリー関連部品:70.93ドル(約9,800円)
〇タッチパッド基板:32.77ドル(約4,550円)
〇Unimicron Technologies 15層ハロゲンフリー基板:30.58ドル(約4,280円)
〇M1 Pro冷却用ヒートパイプ:15.09ドル(約2,070円)
〇筐体本体:24.31ドル(約3,350円)
〇筐体トップカバー:14.84ドル(約2,040円)
これらを合計すると、約1,050ドル(約144,900円)となるようですね。
内部構造には詳しくないのですが、恐らくこれらの他に様々な細かい部品が数多く存在するはず。となると、原価だけでももう少し上がるのかもしれません。
後は、Appleとしてのこれまでの開発費、デザイン料、組み立て料、運送料、人件費、施設維持料等、Apple側の利益等、諸々が加算されることになります。
原価との「20万円の差」をどう考えるか…ですが、個人的には許容範囲かなと感じます。
むしろ、為替レート関連での値上げ前だったら「お買い得」だったのでは…と。
皆さんはどのようにお考えですか?
どうせ使うなら納得して使いたいものです。これに納得できなかったらWindows…ということになるのでしょう。