「3nmプロセス」Apple Silicon初搭載は「M2 Pro Mac mini」?
9月にiPhone14シリーズ、Apple Watch Series8を発表した後、10月にMacおよびiPadの発表イベントがあるのでは…という見方が有力です。
※「iPad(第10世代)」に関しては「9月発表」の噂もあり
そして、この「Mac」については、「Mac mini」「MacBook Pro14/16インチ」「Mac Pro」が取り沙汰されていますね。
本ブログでも先日記事を書いてみました。
まずもって、「M2搭載 Mac mini」は間違いないでしょう。
すでにM2搭載のMacBook Pro13インチ/Airは登場済ですので、遅すぎるくらいです。
問題は「M2 Pro/Max」のチップの行方なんですよね。
まず第一に、
「M2発売後半年経たずの投入はあり得るか?」
ということ。
第二に、
「今後のチッププロセスルールがどのような道筋を辿るのか…という発表時期に関わったバランス」
です。
具体的にいえば、「3nmプロセス」で製造される次世代チップおよびそれをベースとして製造されるMチップがどの時期に登場するのか?…ということ。
この度、これまでの情報とは異なった記事が来ています。
3nm、いつ登場?
リンク
同一チップ内で異なるプロセスルール… 怪しい
記事によると、
工商時報が、TSMCが3nmプロセスでの半導体量産を今年後半に開始、最初の製品はM2 Proになると報じた。来年には、iPhone15シリーズ(仮称:2023年モデル)用のA17やM3の製造が始まると、同メディアは伝えている
ということです。
最初に言及すれば、今回の記事、相当にこれまでの見解と異なっています。
確かに当初の3nm量産は2022年中…と言われていましたが、現在ではそれが後ろ倒しにされて考えられるのが主流です。
つまり、「2023年中旬以降」でないと製品への搭載はない…ということです。
よって、時期iPhone15シリーズも3nmではなく「4nm」プロセスのチップ…という噂が現実味を帯びているだけに、今回の記事は相当に怪しいのでは…と考えます。
現実問題、まずもって、「M2」が5nmプロセスだったところから意外なわけですが、Apple Siliconが基本的にこのベースとなる「M2」をベースに製造される…ということは、M1シリーズの変遷を見ているとよく分かります。
M1のコア数を増やしたものが「M1 Pro/Max」であり、M1 Maxを2つ連結させたものが「M1 Ultra」。
実に単純明快な仕組みなのです。
しかし、今回の記事では「M2 Proは3nmでくる…」と言います。
M2が5nmなのに?
この時点で私はボツだと考えますがいかがでしょう。
14/16インチMacBook Proの行方
となると、10月に来るMacは?
私は「M2 Mac miniだけ」という線が強いのでは…と考えます。
これに14/16インチMacBook Proがついてくるとなると、Appleとしてもきつすぎるような…。
2023年3月あたりが、時期的には最もすっきりするのでしょうが、少しでも発表の時期を早めたいのであれば、
「10月に"発表"のみ行って、12月に発売」
という線もあるか?
M2登場から半年…ということであればロードマップ的にはギリセーフとも考えられます。
となると、ここで考えられるのは「M2 Pro Mac mini」「14/16インチMacBook Pro」「新型Mac Pro」と、これはこれで役者揃い…。
Apple、いずれにしても切り盛りが大変そうです!