iPadOSの発表時期、変化あり?
「今年のiPadOSはバージョン16.1でリリースされる…」
という説が有力になっています。
その理由と考えられているのが、話題の「ステージマネージャ」。
iPadのマルチタスク機能を拡充するとともに、外部ディスプレイとの連携も打ち出したことで、ますますiPadをMacライクに使用することができるようになります。
しかし、やはり技術的には未だ問題を抱えているようです。
昨年のMacOSにおいては、MacとiPadの連携となる「ユニバーサルコントロール」機能を搭載しましたが、その実装は予告よりも半年も遅れてしまいました。
デジャブのような光景ですね。
しかし…。
そのくらい難しいことをAppleは成し遂げようとしているのだと考えます。
OSとデバイスの双方を自社開発し、しかも「スマホ」「タブレット」「PC」と全ての分野が揃っている…という最大の利点を活かすためにも「OSの壁」を打ち破る…という気合いを感じます。
多少の遅れは致し方ないかと…。
そんな中、
「今年はMacOSとiPadOSが9月ではなく10月にリリース…」
という情報もあります。
ガーマン氏は、今後もiOSの10月投入を予見しているようです。
私も「あり」かな…と考えます。
急激にMacに近寄っているiPad
記事によると、
今後も、iPadOSが10月に公開され、新型iPadハードウェアも10月に発表される可能性がある、とBloombergのマーク・ガーマン記者が指摘している
ということです。
私も現状を考えると、その方がいいのでは…と考えています。
理由は、
「ここ数年、iPadOSのMacへの傾倒がすさまじい勢いで加速している」
ということ。
つい数年前までは、iPadもiOS上で動作していました。
それがiPadOSの新設により、iPadの動作自体がiPhoneよりもMacに近いものへと急速に変化しています。
「ユニバーサルコントロール」での入力機器の共有化、「ステージマネージャ」でのMacライクな取り回しと外部ディスプレイとの親和化…。
これらは現状のiPhoneでは望むべくもないことであり、そもそも用途の問題ですでにiPhoneとiPadとは同じ土俵に上がれなくなっていることは明白です。
(まあ、あくまでも「iPadのMac化」ではなく「Macライク」という点が重要であり、そもそもがAppleがMacとiPadとの融合を考えているのではない…と考えますが)
そう考えれば…。
OSのリリース時期もMacとiPadは揃えた方が、連携機能の充実に即している…ということになるでしょう。
メリットの方が大きい!
記事内では、「iOS間との互換性、アプリの動作」等に関して不都合な面も生じるのでは…としています。
しかし、仮にiOSの新機能がiPadOSやMacOSに搭載されるとしても、「1ヶ月の遅れ」と認識すれば済む話であり、それほど不都合なことはないと思います。
それよりだったら、より連携が深まっているMacとの連携許可に尽力し、
「MacとiPadで同時に新しい機能が使えるようになる」
ことの方がかなり意義深いものなのではないでしょうか?
「9月はiOSとWatchOS」
「10月はMacOSとiPadOS」…
これでいいんじゃない?