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iPhone14減産、iPhone14 Pro増産… Appleによる「iPhone差別化戦略は吉と出るか、凶と出るか?

iPhone14減産、iPhone14 Pro増産…

 やはり…

 予想していたことが現実になっています。

「無印iPhone14は売れないのではないか…?」

という予想です。

 様々なところから、 
「無印iPhone14の売上が芳しくない」
「(発売前にもかかわらず)特にiPhone14 Plusは壊滅的」
等の情報が流れてきています。

 その原因は明らかです。

「差別化戦略の失敗」

と言えるでしょう。

 iPhone14シリーズでは、これまでのiPhoneでは考えられないような無印とProの差別化が行われました。

 それは、
①搭載チップ
②外観デザイン
という点です。

 これまでのiPhoneは、「搭載チップはどちらも最新式」という考え方で歴史を重ねてきました。
 ディスプレイサイズやカメラ性能においての差別化はありましたか、「基本性能が同じ」という安心感があったことで、無印に手を出しやすい環境が作られていた…という側面があります。

 しかし今回はProのみ「A16Bionic」、無印は「A15Bionic」…。
 もちろん性能的にはA15でも十分ですが、せっかく高額なiPhoneを購入するのに性能面で残念な思いはしたくない…というユーザーの意識が働くのはもっともなことだと考えます。

 更に大きいのは「②」でしょう。
 ProはDynamic Islandが採用されたのに対して、無印はiPhone13同様のノッチ。しかもProMotionでもありません。

 「Pro」を購入するのであれば、当然その「見栄え」にも気を払っているはずですので、「だったらProを…」と考えるのは極真っ当な考え方ではあるでしょう。

 

 そして…。
 ついに両者による人気ぶりの差が、Appleを動かすことになったようです。

 

5本のラインを「Pro用」に転換

 記事によると、

IT之家によれば、iPhone14シリーズ最大の製造工場であるFoxconnの蘇州工場において、合計5本のiPhone14製造ラインが解体される

ということです。

 世界中で、「早っ!」という突っ込みが起こったことでしょう。

 なんたって発売から1週間での方向転換ですので…。

 記事内にもありますが、以前クオ氏が、
「iPhone14シリーズの年内の出荷台数の60%〜65%がProで占められる」
という見通しを示していました。

 予想としては「55%〜60%」でしたので、最大10パーセントの読み違いをしていたことになります。

 というか、現状の「無印不人気」という風潮が広がると、この傾向は更に大きくなる可能性さえあると思うのですがいかがでしょうか?

 どうも2年前の「mini」の歴史を繰り返しているような気がして…。

 

差別化戦略、Appleにとっては…?

 今のところ、

「Appleは今後も今回のような"差別化戦略"をとり続けるのではないか」

という考え方が支配的です。

 しかしどうでしょう。
 この考え方、Appleにとって好ましいものになるのでしょうか?

 

 私はマイナス面の方が大きいと考えるのですが…。

 iPhoneにプレミア性を求めたい層は、今後「無印」には見向きもしなくなるでしょう。恐らくは候補にも挙げないかと…。

 更に、
「無印を購入するよりだったら、"Proの型落ち品"、あるいは中古品を購入しよう」
と考えるユーザーが相当数出てきそうです。

 もちろん「Pro」を好んで購入するユーザーの支持は根強いでしょうが、販路拡大という点に関しては自らで首を絞めることに繫がる可能性も高いかと…。

 

 Appleとしては、ユーザーの考え方を徹底的にリサーチし、「世界中のできるだけ多くの人に手に取ってもらえるiPhone」を作ってもらいたいと願います。

 富裕者層のみを見つめた販売戦略はいずれ破綻するでしょう。

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