無印iPhone14の売れ行き、深刻なのでは?
iPhone14シリーズにおいては「Pro」の売れ行きが伸びている反面、「無印」が本当に売れていない…という話題をよく耳にします。
先日もその話題を取り上げました。
以前から述べているように、
〇チップが据え置きである
〇ProがDynamic Islandを搭載したのに対し、従来のノッチを採用したままである
という点で、相当に「新機種への魅力」に乏しい世代であることは明らかです。
しかし、6.7インチサイズが用意されたことで、一定のユーザーは「喜んで」無印を購入するのでは…と考えていたのですが、現実は私の想像以上に厳しかったようで…。
この度、「対13シリーズ」との比較データが紹介されています。
「70%」の減?
記事によると、
IT之家が、iPhone14シリーズとiPhone13シリーズの発売後1週目の販売状況を比較、iPhone14 Proシリーズの販売台数はiPhone13 Proシリーズと比べて大幅に増加したのに対し、iPhone14はiPhone13と比べて激減したと報じた
ということです。
まずは下のグラフを一見しただけで、「無印」の不人気ぶりが分かります。
例年この時期は、Maxを中心にした「Pro」が一気に売れ、その後無印が巻き返す…という点会になりがちです。
しかし、今年は異様なほどに「Pro」に人気が集中しているのが分かります。
更に下のグラフでは、「無印」「Pro」の日別の販売台数推移が分かります。
こちらも「無印」の勢いが全く見えないデータとなっています。
なんと、対13比で「70%減」とのこと…。目も当てられない状態ですね。
また、「Pro」にしても、増加率という点で見ると14は平坦気味であるのに対し、13は傾きが急であることが分かります。
これ、「シリーズ全体」の勢いにも疑問を感じるデータとは言えないでしょうか?
下手をすると「14」は失敗のシリーズになる
「mini」の不人気ぶりが早々に明らかになり、すぐさま減産になった…というのが2年前です。
今回も早くも減産の動きが見えています。「無印」の…。
しかし、昨年までと異なるのは、「mini」は不人気だったが、通常「無印」は元気だったということ。
今年は頼みの「Plus」の予約台数がiPhone14シリーズ全体の「5%」しかない…という惨憺たる結果になっているようで、
「無印全体が壊滅状態」
となっているのです。
また、「Proが人気」とはいえ、14Proと13Proの販売台数を比べると、「無印70%減」を相殺できるほどの爆発的な売れ行きになっている…とまでは言えない状態でしょう。
これ、
「14シリーズ全体が失敗の歴史になる…」
なんて心配は無いのでしょうか?
いや、あり得るでしょう…。
何だか非常に心配になってきました。
来年のiPhone15シリーズも今年のような性能差別化が行われるという噂があります。
「無印」にようやくDynamic Islandが搭載されたとして、果たして売上の復活はあるのでしょうか?
以前の記事にも書きましたが、今年から始まった「差別化戦略」、あまりよろしくないのでは?
でも、いきなり来年から変更…ということも考えづらいですし、下手をするとAppleの基幹であるiPhone人気の今後にまで影響を与える可能性もあるのでは…とさえ考えます。