Macが躍進!
M1チップ登場後、Macの地位は明らかに向上したと言えるでしょう。
コロナ禍でのPC特需でも、Macは非常に高水準の伸びを示しましたし、特需終了後に他メーカーの伸びが止まる中、Macだけは続伸する…という動きも示していました。
しかし…。
その動きに待ったを掛けたのが今春の「上海ロックダウン」です。
新発売だった「Mac Studio」、多くのバックオーダーを抱えていた「MacBook Pro」が、
「欲しくても買えない」
という状況に陥りました。
部品供給や製造の滞りという部分もあるでしょうが、製造済のデバイスが「上海から出荷することができない」という最悪の事態でした。
Appleの「お届け日」がどんどん後にずれ込んでいくという報告もありましたね。
そして現在…。
Macは再度上り調子のようです。
ロックダウン時の揺り戻し?
記事によると、
調査会社のIDCは、2022年第3四半期のPC出荷台数は7,430万台であり、Appleは前年同期比40.2%の出荷台数増加と、上位メーカーのなかで唯一プラス成長を記録したと伝えた
ということです。
そのデータがこちら。
全体のPC出荷台数が「マイナス15%」と、完全に業界全体が下降期に入っているのが分かりますね。
TOP3のデータも惨憺たるものになっています。
しかし、この中で唯一、しかも考えられないくらい大幅に台数を伸ばしているのが「Apple」です。
何と、「40.2%」の伸び!
シェアも、ロックダウンの影響を受けていたと思われる前期の「8.2%」から「13.5%」へと急伸です!
5位の「ASUS」と2倍程度離れており、もはや「4強」とも言えるデータです。
3位のDELLの姿が見えてきた…とも言える数値ですね。
しかし、この数値が現在のMacの正しい立ち位置を示しているのではなく、
「前期のロックダウンの時に出荷できなかった分の揺り戻し」
ととらえられています。
さあ、次期のMacは? 新型Macは登場するのか?
そうなると、当然、
「次期のAppleの業績は?」
ということが気になりますね。
PC業界が急速に冷え込んでいることは事実でしょうから、これにMacも追随するようにして勢いをなくしていくのか、それともMacだけは堅調に推移するのか?
ここで、今期ほどではないにせよ出荷台数を伸ばすようであれば、いよいよ「本物」と考えてもいいかもしれません
ここで気になるのは、10月中に発表される…と噂されている新型Macです。
「M2搭載新型Mac mini」は来そうですが、Macのシェアを左右するほどのデバイスではないはず。
やはり「MacBook Pro」の動向ですよね!
本当にこの時期に登場するのであれば、大きなプラス材料になるのでしょうがどうでしょう?
これまでも述べているとおり、M1の推移を考えると、2023年3月あたりが丁度いいのでは…と考えるのですが…。