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"これじゃない感"が漂う、iPadの「ステージマネージャ」〜特にMacでは無用の長物〜

評判は今ひとつ? 「ステージマネージャ」

 Appleの各種OSがアップデートされました。

 その中でも俄然注目を浴びたのは「ステージマネージャ」で間違いないでしょう。

 

 特にiPadにおいては、最大の弱点となっている「マルチタスク」の動作改善に大きな期待が寄せられていました。

 しかし…。

 各種動画、記事を見渡しても、評判は芳しくないようです。

"これじゃない感"が漂う…

 私ももちろん試して見ましたが、どうも「これじゃない…」という感じがするというか…。

 どうも期待していた動作感とは異なる…というのが気になります。

 

 Macはマルチタスクに特化し、iPadはシングルタスクを基本に立ち回る…ということで、Appleデバイスはこれまで絶妙なバランスをとってきました。

 今回はそこに、「iPadでのマルチタスク動作改善」を狙ったステージマネージャを導入したわけですが、「様々な制限」や「使用感の悪さ」が邪魔をしている印象です。

 

 「制限」ということに関しては、各アプリの「ウインドウサイズ」やデスクトップに置く「位置」が、自由に決められないのが思いの他痛いですね。

 こちらが設定したい大きさや位置を指定しても、OS側がそれを許さない範囲だと設定のやり直しを余儀なくされます。このじりじりとした感じが非常にストレスです。
 やはり「自由自在」というのは、本格的なマルチタスクにおいては非常に重要な要素だと改めて感じました。

 自由に配置できないのであれば、これまでの「SplitView」「SlideOver」でもいいわけで…。

 確かに一画面に4つまでのウインドウを開ける…というよさはあるものの、4つまウインドウを開いた同時差操作という場面自体が相当限られるはずです。

 

 また、左側にタスクウインドウが表示されるという設定ですが、これだけだったら、わざわざ一画面にしなくても、4本指スワイプで複数画面を移動するという、従来のやり方でもいいわけで…。

 全てを見渡せる…というよさは確かにあるでしょうが、全くもって決定的なものでは無いと感じました。

 

 また、ウインドウの切り替え時の動きも思ったよりも緩慢で、iPadOSのキビキビとした感じがさほど感じられないのも残念。

 さらに、小さい画面に複数のウインドウが並んでいると視認性も一気に悪化しますし、ごちゃごちゃした感じが強くて快適に利用できない感じもします。

 私の感覚では、
「12.9インチでも少々ストレスを感じる広さ」
と感じました。

 これ、11インチ以下のディスプレイでは相当厳しいのではないでしょうか?

 

 何故かすべてに渡って「これじゃない感」が漂うんですよね…。

 Mac版の「ステージマネージャ」に関しては、従来の「Multi-Touch ジェスチャ」で対処できますし、マルチディスプレイで使用しているとステージマネージャのインターフェースが帰って邪魔なってしまいます。

 恐らくMacでは今後も使うことはないでしょう。

 

バグを含め、今後のブラッシュアップに期待

 また、予想通りというか、以下の記事のように様々なバグも報告されているようです。

 まあ、この記事のように「使い物にならない」とまでは思いませんが、思ったよりも快適性が無いことも事実です。

 

 バグ、操作性等、今後のブラッシュアップに期待…というところでしょうか?

 今回のバージョンでは「外部ディスプレイ」でのマルチタスク機能は搭載されておりませんでしたので、こちらもお願いしたいものですね。

 

 さて、こうなると、先日情報のあった「iPadでmacOSを動作させる」という噂が非常に気になってきますね。

 マルチタスクにおいてはやはり「画面サイズ」も非常に重要になってくることから、果たしてこのまま、
「iPadでのマルチタスクを追究することがいいのか、悪いのか…」
ということ自体を考える必要性を感じます。

 

 macOSの簡易版を載せることで解決できるレベルの話なのか、それともタブレットの限界や特性として、それほどマルチタスクに目を向けない方がいいのか…?

 

 私は「切り離して考えた方がいい…」と感じます。

 なんでもかんでも取り入れる…というWindows式の考え方は、これまで醸成してきたMac流の思考にはそぐわないと思うのですが…。

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