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iPadの価格構成に疑問の声相次ぐ!〜廉価版「SE」の意味合いは?〜

iPadの価格構成に疑問の声相次ぐ!

 いよいよ新型iPadが発売されました。

 私は、特に日本においてのiPadの売れ行きが、今年から来年にかけて大きく落ち込むのではないか…と考えています。 

 

 その最も大きい理由はもちろん「価格」です。
 為替の影響ではありますが、iPadの価格がこれ程上がってMac並みになると、「iPadを諦める」ユーザーが出てくるでしょう。

 「諦め方」には様々なあるでしょう。
 単純に新型を諦めて旧機種を使い続ける、新型は無理なので中古・整備済製品を買い求める…。
 最悪なのは、「iPadからの撤退」です。

 

 世界的に見ても、少なくても今後1年のiPad事情は明るいものではないはずです。

 新型iPad ProはM2を搭載したものの、それ以外はM1搭載機を踏襲した形となりました。魅力に欠ける…と捉えられても仕方の無いマイナーチェンジぶり。

 更に、iPad(第10世代)は、ホームボタンはついに消えましたが、価格が上がってしまいました。
 「エントリー」と高らかに宣伝するにはためらわれる価格になったことで、素直に「第9世代」から移行できないユーザーも多いことでしょう。

 

 そんな中…。
 やはり価格設定に関して違和感を感じている方々も多いようで…。

 iPadの価格帯見直しを求める声が複数上がっています。

 

 

廉価版「SE」の意味合いは?

 記事によると、

〇iMoreが、iPad(第10世代)は販売価格が高くiPad(第9世代)の後継製品とは言えないため、AppleはいずれiPad SEを低価格帯モデルとして発売する必要があると指摘している

〇Bloombergのマーク・ガーマン記者はニュースレターPower Onにおいて、iPadは近い将来、エントリーレベル、ミッドレンジ、ハイエンドモデルの展開になると予想している

ということです。

 

 異なる情報源ですが、要は、

iPad(第10世代)の価格、機能が上がってしまい、上位の「Air」「mini」と競合するとともに、「エントリーレベル」のiPadがなくなってしまった…

ということを問題視しているのです。

 私も完全に同意です。

 

 その上で、双方で共通しているのは、「iPad SE」クラスのエントリー機を新設する…ということです。

 まあ、これまでは「無印」がこの部分を担っていたわけですが、ホームボタンを卒業してベゼルレスになり、新筐体を採用することで価格がアップしてしまったために、更に下のiPadを用意すべきだ…というのです。

 

 この点については、どうかな?…と感じます。

 最近の「SE」という称号は、単なる「廉価版」という印象だけではなく、
「数年前のレガシーを使用した型落ち品」
というイメージもついて回っているような気がするからです。

 「廉価品」と「型落ち品」では意味も異なると考えます。
 価格は低くとも技術は最新のものを…というのであればいいのですが、Appleの場合は「価格を下げるために数年前の技術を流用する」という方向に走っているように感じます。

 

 今年のiPhone14シリーズでは、正に「iPhone14」「iPhone14 Plus」がこの「過去の技術の流用」策で見事にこけました。
 従来通りに、見た目やチップは最新で、カメラ等の性能で差を付ける…という考え方を用いれば、このようなことはなかったと考えます。

 

揃えるところは揃える!

 「SE」を陳腐化されないためには、「揃えるところは揃える」ということが重要でしょう。

 

 さすがに「チップ」に関しては無理があるでしょうが、「ベゼルレスのデザイン」「第2世代Apple Pencilへの対応」「電源ボタン内蔵Touch ID」等の見た目、使用性を共通にした上で、実際の部品のグレードや機能での制限を設けることによる上位機種と明確な価格差があるのであれば、何のためらいもなく「SE」を選択肢に据えることができるのではないでしょうか?

 今回のように、第1世代のApple Pencilにしか対応せず、しかも端子の矛盾を解決するためにいびつな方式のアダプタをユーザーに強いるようでは、まだまだです。

 

 Appleの主戦場は高級価格帯であることは分かりますが、今後のことを考えると、廉価品の位置づけについては大きな課題を有している企業だと言えるでしょう。

 このまま円安が続くのであれば、Apple製品を使いたい日本人の頼みの綱になるのが、この「廉価品」になるかもしれません。

 是非とも、「安くていいもの、そして納得できるもの」を送り出してくれることを願っています。

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