Canon「EOS R6 Mark II」 その評価は？
Canon「EOS R6 Mark II」が電撃発表され、すでに実機の撮影をしたレビュー等も出回っております。
それらの意見を見渡すと、正に賛否両論の展開になっているかと…。
もちろん新機種ですので、機能アップしていることは当たり前。
この点について、「プロ目線」と「素人目線」の捉え方が異なっている場合があるのでは…と、諸々のレビューを観て感じた次第です。
「素人目線」では非常に物足りない機種なのでは？
本ブログでも先日、EOS R6 Mark IIに関しては記事を書かせていただきました。
この中では、EOS R5を所有している私の「素人」目線として、
「画素数アップやAF・トラッキング性能の向上は確かに魅力的ではあるが、あくまでも初代のマイナーアップデート程度であり、買い換えの対象とするには厳しい」
と書かせていただきました。
たった２年での新機種。
まずはこの時点で、素人はビビってしまいます。せっかく購入した高級機種。もう少しじっくりと楽しませてもらいたかった…と感じる方は非常に多いと考えます。
どうせ新機種を出すのだったら、もっと劇的に性能が向上した時点で出すべきであり、今回のような小出しの改定には賛成できません。
逆に、金額を気にせず「投資」できるプロの目線からすると、ちょっとした性能向上もウエルカムでしょうから、素人目線のような「性能とは関係のない要素」を無視して評価できるでしょう。
そうなると比較的Mark Ⅱについての評価も上がってくるのかと…。
しかし…。
プロの方の中にも、私のような至極真っ当な感覚をもつ方もいらっしゃるようで…。
YouTube「Hissy Studio」の菱田さんは、先日の動画で、私の考えとほぼ全く同じ意見を述べています。
・画素数のアップは魅力的だが、基本的な性能・機能はほぼ変わっていない
・トラッキング性能は向上したが、ファームウェアのアップデートでも対応できる程度である
・初代から２年での改定はあまりにも短い→４年制度が望ましい
・２年で改定するくらいだったら、もっと時間を掛けて大きな性能向上をもたらしてほしい
・価格が６万円上がっており、初代の魅力を考えるとお高く感じる
・初代ユーザーは買い換え不要では？ 初代を持っていない方用の機種。
以上、完全に同意です！
当面は初代R6も併売される…という説も有力ですし、価格アップを考えると、R6の中古を積極的に狙う…という考え方もアリでしょう。
ただでさえレンズがお高い傾向にあるEOS Rシステム。
我々素人にすれば、どこに投資するか…という点は非常に重要なファクターになってくるでしょう。
