iPhoneSE4はサイズも価格も上がっちゃう?
iPhoneSE4が「6.1インチ」のディスプレイサイズになる…という噂が出てからかなりの時間が経過します。
この「6.1インチ」が、iPhoneXRのシャーシを活用したものになる…という説が後追いで加わることになりましたね。
当初は「iPhoneSE Plus」と、現状のSE3のディスプレイ拡大バージョンと捉えられていましたが、どうやらこれこそが「SE4」である…という説に移行していったわけです。
そして…。
この度、ついに具体的な価格情報が来ています。
廉価版iPhoneが消える…
記事によると、
中国メディアiMediaが、iPhone SE(第4世代)の販売価格を、「4,000元〜5,000元」になる予想している
ということです。
現行のSE3の中国での価格が「3,499元〜」ということですので、少なくても「500元」相当以上は値上がりする模様…ということになります。
これを日本円で考えると…。
iPhoneSE3が「税込62,800円〜」で販売されていることから、iPhone SE(第4世代)の予想販売価格は、およそ「税込71,800円〜89,800円」になります。
そう、すでにこの価格では「廉価」とい得る価格帯ではなくなっているのです。
Pixel7シリーズの価格を考えても、8万円周辺の価格は十分に中級機帯の価格であり、Android機では魅力的な機種が群雄割拠するレンジでもあります。
Appleが高級志向なの分かりますが、これまではiPhoneSEが価格レンジの下支えをしてくれたおかげで、「安価にAppleデバイスを試すことができる」ことを保証してくれいてました。
これが8万円から…となると、なかなか手を出しづらくなるユーザーが出てくるのでは?…と心配になります。
せっかくAppleユーザーの裾野を広げる使命を担ってきた「SE」という型番の意義やいかに?
今回の価格設定が確かなのであれば、大いに疑問に感じますし、Appleの今後が心配にもなります。
ユーザーの考え方も改める時期?
ユーザーのことを考えると、ユーザー自身もAppleの高級路線を容認してしまっているような気がしてなりません(私自身も含めて…)。
今年のiPhone14シリーズ、売れているのは「Pro」。
無印は憂き目に遭っていますね。
14シリーズの場合は、搭載チップの据え置き…というApple側の失態もありますが、これまでも、「mini」シリーズのように廉価なiPhoneというApple側の提案をことごとく拒否してきたのもユーザーであると思うのです。
「小さいiPhoneが好みでなければ、大きい画面の無印を用意しました…」
というApple側からの回答(iPhone14 Plus)にもNOを突きつけてしまったわけで…。
何でもかんでもフラッグシップ…ということではなく、使いやすさ、自分への適合性等をしっかりと考えた上でiPhoneを選択するスキルを、ユーザー側も身に付けなくてはいけませんね。
とにかくハイエンドなデバイスを届ければいい…と、Appleが勘違いしないようにしていきたいものです。